ミュージシャンやイラストレーターで、腱鞘炎に悩まされている方は多いと思います。
また、そこまではいかなくても、慢性的に腕や肩の筋肉が固まっている方がほとんどでしょう。
できれば長期休暇を取って治療したいけど休めないし、定期的に訪れるマッサージや鍼灸も気休めにしかならない、仕事をしながら筋肉の凝りをほぐすことができたら……。
実はそんな夢のような器具が存在します。
それがこちら、AT-mini(アスリートミニ)です。
じつは僕も数年前から愛用しています(ギターではなく、デスクワークで腕が固まることが多いので)。
使用方法は、粘着パッド(四角いやつ)をこのように凝っている部分に張ります。
そして器具でモードを設定したら、電気が流れます。
あとは放っておくだけ!
痛みもなければ、変な振動もありません。
このパッド、最初は粘着性がかなり強いんですが、使っていくとだんだん緩くなってきます。
皮脂を洗い落とすとまた粘着性が戻ってきますが、最終的にくっつかなくなったらパッドだけ再購入することも可能です。
器具は掌サイズ、ポケットに楽々入ります。
幾つかのモードやレベルがあり、勝手に切り替わらないようにロックすることも可能です(左の鍵マークがそれ)。
電池は専用のリチウムイオン充電電池。
これを充電器でチャージします。
一回で結構長持ちします。
体に電気を通すのですが、全く痛くはないです。
ただ、筋肉の状態や体調によって、一瞬「ピリッ」と来ることもあります。
その場合は、電流を弱めに設定することもできます。
パッドの違和感はすぐに慣れますし、コードもそこそこ長いのでデスクワークや楽器の練習も可能です(さすがにドラムは無理でしょうが…)。
使用時間制限も特になかったと思うので、家にいる間ずーっと付けておけばそれだけで治療になります。
長時間電気を流したあと、びっくりするぐらい凝りがほぐれています。
しかも、マッサージのように揉み返しも出ないし、患部を指圧する痛みに耐える必要もありません。
僕の場合は、過度のデスクワークで腱鞘炎の初期症状が出たとき、これを数時間付けただけで痛みは消えました(筋肉の凝りはそう簡単には取れませんが)。
器具はそこそこのお値段ですが、マッサージや鍼灸の通院費用と時間を考えればお値打ちではないかと思います。
それに、なにより自宅で動画を見たり、楽器の練習をしながら治療できるという点が素晴らしいです。
ちなみに、ギターの場合これを付けながら弾くとノイズを拾います。