ギターでスケール練習をする意味を考えます。
昨日の続きで書いておくと、スケール練習も無意味です。
いや、ギター歴2年未満なら楽器を知るためにやってもいいかもしれませんが、それ以上の人はやる必要はありません。
そもそも、スケールなんてものは物事を理路整然と並べないと気が済まない西洋人の悪癖の産物でしかなく、音楽の基礎ってわけでもないし、またスケールから生まれるものはありません。
例えば、ひらがなの50音みたいなもんです。
「あいうえお」「かきくけこ」となんど書写しても文章は上手くなりません。
それと同じで、何度スケールをなぞっても音楽的スキルは向上しません。
もちろん、まだ初心者で楽器に慣れていない人ならやっても無駄にはならないでしょう。
ただ、僕の教室ではどんな初心者にもいわゆるスケール練習はさせませんが(ペンタを使ったアドリブなどは別)。
また、日本語なら50音全てを完璧に暗記することが必要ですが、スケールはそれとは違います。
スケールなんぞ知らなくてもメロディは作れるし、アドリブもバンバンできます。
僕自身ももうずっとスケールを弾いてないので、『ミクソリディアンを弾いて』とか言われても弾けません。
ですが、いくらでもアドリブできます。
ギターの世界にはスケール信者がうようよいて、毎日スケールを弾かないと下手になるとか意味不明なことを言っているようですが、無視しましょう。