八幡謙介ギター・音楽教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介が音楽やギターについてつづるブログ

JAZZ、BLUES

ジャズの学びに不可欠な「到達→破壊」というプロセスについて

教室にジャズを学びにくる生徒さんが増えて、僕自身も改めてジャズを教えながらジャズを学んでいます。 そんな中、浮き彫りになってきたのがジャズに絶対必要な「到達→破壊」というプロセスです。

ブルー・ミッチェル(Blue Mitchell)「Grafitti Blues」はジャズファンク入門として最適

ジャズファンクって何? なんかお洒落っぽいけどどこから入ったらいいのかわからない。 基準がわからない。

僕が自信を持ってジャズについて発信できるのは、あの人がいたから

2018年を振り返ってみると、ジャズらしい活動を一切していないのになぜかジャズミュージシャン(ジャズインストラクター)として認知された年となりました。 これまでにもジャズを習いに来た生徒さんはいるのはいたんですが、その総数を2018年で一気…

ギタリストのスタッカート、ピアニストのスタッカート

ピアニストの方にジャズを教えていて、フレーズがなかなかジャズにならないのでどうしたもんかと悩んでいました。 そこでふと思いつきで「全部スタッカートで弾いてみてください」と言ってやってもらうと、なんといきなりジャズの音になりました。 しかも、…

なぜ日本人ジャズギタリストはことごとく模倣者(紹介者)になるのだろう?

昔から疑問に思っていたのですが、なぜ日本人ギタリストはことごとく模倣者になるのでしょう? ウエスそっくりに弾く人、ケニー・バレルそっくりに弾く人、グラント・グリーンそっくりに弾く人、ジョンスコそっくりに弾く人……数えればきりがありません。

アドリブをフレーズの数や多彩なアプローチで習得しようとすると必ず行き詰まる

アドリブの習得法として、数で攻めるという方法があります。 例えばフレーズを100個も200個も覚え、それらを次々に投入する。 あるいは多彩なアプローチを覚え、次々に変化していくという方法。 いずれにせよ、これらは数の論理です。 より多くの何か…

アドリブをする際、出したフレーズにちゃんと責任を持つようにしよう

最近アドリブ経験者の入会が増えていますが、そうした人たちに「出したフレーズに責任を持つ」という話をすると、必ず深く頷いたり一瞬フリーズしたりと、何らかのリアクションがあります。 やったことや考えたことはないけど、なんとなく心当たりがあるので…

ジャズを学ぶ際、記号の処理能力で自分のレベルを測るのはやめたほうがいい

ジャズには、どの曲が弾けるようになったら脱初心者か、どれが弾けるようになったら上級者かという考え方があります。 この考え方はやめておいた方がいいです。 なぜならこれは、記号の処理能力=ジャズの演奏レベルという考え方だからです。

ジャズのアドリブで重要なのはコーラス終わり

拙著「アドリブの入り口」(下記参照)でも書いていますが、 アドリブで重要なのはコーラス終わりの最後の小節です。 ここできちんと「次回予告」ができるかどうかでアドリブにおける会話が成立するかどうかが変わってきます。

ジャズのテーマを解体して弾くとしたら、オリジナルを無視し、最初から自己流でいいのではないか?

さて、ジャズが弾けるようになってきた人、自分だけのプレイを模索している人は、だいたいテーマを解体して弾こうとします。

ジャズの演奏でテーマに”意思”を持たせる方法

テーマをただ弾くだけじゃなく、そこにちゃんと”意思”を持たせるにはどうすればいいのでしょうか? まず、歌ものは簡単です。

ジャズを弾く際、テーマに意思があるか? 

ジャズの演奏では、テーマが大事だよとはよく言われますが、実際にはテーマはないがしろにされています。 僕自身いろんな人に習ってきましたが、「テーマが大事だ」とはよく言われていたのですが、では何が大事なのか? どう大事にすればいいのか? テーマを…

ジャズをはじめる年齢は早い方がいいのか?

時々、「自分は○○歳だが、ジャズをはじめるには遅いでしょうか?」といった質問を受けます。 確かに、ジャズは習得に時間がかかる音楽なので、早くから楽器に慣れておいたほうがアドバンテージが高いと言えるでしょう。 一方、ジャズという音楽は一般的に、…

由井正一「ジャズの歴史物語」を読んでみたが途中で読む気なくした

モンクの伝記で色々学べたので、もっかいジャズの歴史でもさらってみるかと思い、あれこれ検索して由井正一著「 ジャズの歴史物語」をポチってみました。

「セロニアス・モンク 独創のジャズ物語」感想

セロニアス・モンクの伝記を読みました。 アメリカ史の教授である著者が14年の歳月をかけて収集した資料を元に、謎に包まれていたモンクの生涯を書いた力作です。

ジャズスタンダードを演奏するのに歌詞は必読だけど原作までは別に知らなくてもいいと思った

「Days Of Wine And Roses」(邦題「酒とバラの日々」)というジャズスタンダードがあります。 原曲は同名の映画の主題歌で、1962年の作品。 アルコール依存症に悩まされる夫婦の生活を描いた作品です。

「ヘタウマ」という幼稚な言葉を安易に使う人

最近モンクにはまっていて、伝記があったので購入しました。こちらはじっくり読み進めているのですが、それ以外にブログなどをいくつか読んでみて、久々にある言葉に出会いました。 「ヘタウマ」です。

ジャズ中級者がさっさと卒業したほうがいいこと

ジャズ中級者がさっさと卒業した方がいいことがあります。 それは、テーマ遊びとオウム返しです。

ジャズで一番難しいのはバッキング

ジャズの習得において一番難しいのはバッキングです。 というのは、バッキングは基本受け身だからです。

ジャズシンガーはジャズを歌わなくていいから歌を歌ってほしい

ジャズは聞こえてくるけど歌が聞こえてこない 某ジャズスタンダードの歌詞を覚え直すのに、YOUTUBEでその歌を検索すると、ある日本人歌手が出てきました。 ふーんと思って聴いてみると、とても上手だし、ジャズそのものです。 何かの賞を取ったとかで、ジャ…

渡辺貞夫「Parker's Mood」 日本のジャズで唯一の愛聴盤

渡辺貞夫「Parker's Mood」 僕は日本のジャズは全くといっていいほど聴きませんが、唯一といっていい愛聴盤があります。 それは、渡辺貞夫氏の「Parker's Mood」です。 PARKER’S MOOD SADAO WATANABE LIVE AT BRAVAS CLUB ’85 アーティスト: 渡辺貞夫 出版社…

ジャズのアドリブはミクロをファンキーに、マクロをスクエアにするといい感じになる

最近ジャズの生徒さんが増えてきて、教えながら自分も改めて学んでいます。 そこで改めて分かってきたのが、ジャズのアドリブはミクロをファンキーに、マクロをスクエアにするといい感じになってくるということです。 ミクロ=小節や拍単位のフレーズを出来…

Ⅱ-Ⅴ-Ⅰをパッケージで弾くのはバップよりもフュージョンの文脈に近い

ジャズを学ぶ過程で必ずⅡ-Ⅴ-Ⅰの弾き方を学びます。 もちろんそれは重要なことなのでしっかり学んでおくべきなのですが、これをひとつのパッケージとして学んでしまうと色々やっかいなことになってきます。 よくあるのが、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰだけやたらと流暢で、それ以外…

ジャズの勉強はビバップを徹底的に聞き込むのが一番

教室にジャズを習いにくる人には、とにかくビバップの名盤を徹底的に聞き込んでくださいと伝えます。 もちろんアーティストやアルバムもその人によって異なるものをそのときそのとき提示します。 とりあえず聴いてもらって、折に触れポイントを解説したりも…

アルバート・キングを改めて聴いたらSRVが嫌いになってクラプトンが前より好きになった

久々にアルバート・キングを聴いています。 この人はトーンも、フレーズも、楽曲も歌も全部好きです。 それはまあいいとして、改めて聴くとSRVが脳裏にちらついてなんか気になります。

ジャズベーシストから受けた仕打ちを思い出したので書いてみる

ジャズネタをもっと読みたいといったご意見を時々いただくので、あれこれ考えていたらふとジャズベーシストにされた仕打ちを思い出したので、成仏させる目的で書いておきます。 その前に言っておきますが、僕はジャズベーシストに何の恨みもないし、むしろウ…

ビバップが分からない人のために、たった1枚でビバップの基準が分かる作品を紹介します

1枚でビバップが分かるアルバム よく「ビバップって何ですか?」と訊かれて困ることがあるのですが、そう言う人にはとりあえずこのアルバムを聴いてもらうことにしています。 Lee Morganの「Introducing」です。 Introducing Lee Morgan アーティスト: Lee …

ジャズに人を集めるヒント

以前とあるジャズクラブのオーナー(正確な情報は伏せます)から連絡があり、僕の視点からジャズクラブの経営やミュージシャン側の意見などを話してほしいと言われたので、思うことを全部お話しました。 「ジャズに人が集まらない理由」刊行後のことです。

「丁寧に弾く」というよくわからない価値観 音楽は丁寧に弾くものなのか?

楽器の演奏に対する褒め言葉として「とても丁寧に弾いてらっしゃいます」というのがありますが、正直、この価値観が僕はよくわかりません。 まああんまりプロの人はこれを言わないのでアマチュア同士の馴れ合いと理解していましたが、一度ちゃんと考えてみよ…

ジャズの”アウト”に対する違和感 精神のない”アウト”は必要か?

ジャズの技法として”アウト”というものがあります。 当ブログでも時折言及していますが、わざと音を外すというジャズ独特の演奏法です。 僕はこれにずっと疑問を持ってきました。 ジャズを専門的に学んだ人ならわかると思いますが、ジャズの世界では”アウト…