八幡謙介ギター・音楽教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介が音楽やギターについてつづるブログ

表現、パフォーマンス

音符の伸縮を理解すれば音楽の表現力は確実に上がる

正しく音符を演奏するとその音符に聞こえない 音符というものは正しく演奏するべきだとされています。 まあ最初はそれでもいいと思います。 しかし、あるレベル以上になるとその正しさは疑ってかかったほうがいいでしょう。 なぜかというと、音符の弾き方が…

今まで観た舞台の中で一番良かったのは故 室伏鴻の舞踏

室伏鴻 もう10年以上前になりますが、いろんなジャンルのダンスを見せる舞台イベントがあり、知り合いの誘いで観ました。 そこに舞踏の室伏鴻さんも出演されていました。 舞踏とは、土方巽氏が創始したコンテンポラリーダンスの一種で、おどろおどろしさを…

音楽活動における楽しみは、自分の中に作るのではなく他人の反応から見つけるべき

対外的な音楽活動をする際の「楽しみ」とは 音楽活動と「楽しみ」について。 完全に趣味で自分が楽しむだけなら何をしてもいいです。 ただ、動画を出したい、ライブがしたい、楽曲提供したいなど、他者や社会に対して音楽活動をする場合、「楽しみ」をどう捉…

曲、歌、演奏、ルックス、全て正解だと、完成したものが不正解になることが多い

なぜか売れない人 曲も良いし歌も楽器も上手い、おまけにルックスもスタイルもいいのに全然売れない、あるいは売れはしたけど早々と頭打ちになって伸び悩んでいるという人がいます。 なんでだろうと昔から思っていたのですが、最近なんとなく分かったことが…

来ない人のことを考えるより、来てくれた人のことを考えるべき

アーティストに限った話ではないのですが、ライブやイベントをやったり、教室を構えたりしたとき、ついつい来てくれた人よりも来ない人のことを考えてしまいます。 例えばキャパ100のライブで一生懸命頑張って70人入れたとき、つい入らなかった30人の…

ギターのテクニック「スライド」をなんとなしに使うと非常にもったいない

スライドについて ギターのテクニックで「スライド」というものがあります。 知らない人はほとんどいないでしょう。 実はこれもけっこうなんとなくで使っている人が多いようです。 レッスンの生徒さんで歴10年20年の人でも「入れときゃいい」みたいな感…

テーマを記号化して弾くようになったら終わりの始まり

テーマを記号化して弾く ある程度アドリブが出来るようになってくると、必ずテーマを記号化して弾くようになります。 テーマを記号化して弾くとは、テーマからなんのイメージも浮かんでこない、ただ弾いているだけ、テーマがソロにいくための段取りになって…

芸術は人間の本質をたちどころに暴き出すから面白い、そして怖い

芸術が面白くそして怖いのは、作者はもちろん、鑑賞者の本質までたちどころに暴くところです。 例えばある本を読んだとしましょう。 その内容をクソミソにけなす人は承認欲求が高く、満たされていません。 当たり障りのない意見でやんわり褒める人は気遣いに…

「弾ける」にもいろんな段階や視点があることを知ろう

レニー・クラヴィッツ ここ最近、デスクワークをしながら久々にレニクラ(Lenny Kravitz)を聞いていました。 初めて聞いたのは中学生の時で、かれこれ24、5年経ちますが今聞いてもやっぱりしびれるぐらいかっこいいです。 聞いているうちに、そういえば中学…

自分にすら何の異変も起こらない作品が他人に影響を及ぼす事はまずない

全力を出せているか ここ最近、自分が行ってきたこと、発表してきたものを再点検しています。 目的は、創作の過程と結果の因果関係を突き止めることです。 これまで何かをするにあたって一回一回全力を出しているつもりではいましたが、今考えると出しきれて…

音楽を演奏するために文学的なセンスは必須かもしれない

ギターを教えていると、どうも演奏に答えがあると思っている人が多いのではないかと感じます。 その多くは、「正確に演奏できればOK」というもの。 また、自分は答えを持っていないけど、一人前になった人たちは答えを知っているのだろうと思い込んでいる人…

演奏中の自分の状態全てが”表現”であり、人はその”全体”を観ている

表現とは何か 先日、とある演奏動画を観て思わず吹いてしまいました。 なぜなら、プレイヤーの方(イケメン)が思いっきりカメラ目線で演奏していたからです。 それを観て『あー、この人自分がイケメンなの知ってるんだなあ…』と感じ、もう演奏が入ってこな…

自分が気持ちいいことが他人も気持ちいいとは限らない、という当たり前のことを再確認しよう

アーティストは「気持ち良さ」を追求するべきか? ある種のアーティストやインストラクターは、気持ちいいことを追求するべきだと、まるでそれが真理であるかのように言います。 僕はこれに反対です。 というのは、自分が気持ちいいことが他人も気持ちいいと…

自己主張がバレると表現は失敗する 

弾いてみたなどの動画で多いのが、自己主張が楽曲より前に出ていて、楽曲が楽しめなくなっているもの。 これにはいろんなタイプがあります。 「ほら、俺上手いだろ」 「どう、あたしセクシーでしょ?」 「この曲をこんなアレンジしちゃいました、僕すごいで…

ミュージシャンが客を舐めるのは、客のせいでもあったりする

客を舐めてるミュージシャンが多いのは事実です。 僕もそんな時期がありました。 では、なぜそうなったのか、ひとつだけはっきりと分かっていることがあります。

演奏中にあなたがちょっとでも考えたり感じていることは、全て観客に伝わっている

演奏中にミュージシャンが考えていることは100%伝わっている 意外とミュージシャンほどわかってないことですが、演奏中にちょっとでも何かを考えたり、感じたりしていることは、全て、100%観客に伝わっています。 一番わかりやすいのは「照れ」です…

就活用に演奏、創作する人はもはやアーティストではない

就活用の演奏 残念ながら、大多数のアーティストは、就活用に演奏や創作を行っています。 僕はそういったアーティストが大嫌いです。 「就活用」というのは、自分の演奏が業界の誰かの耳に入ったときに、うまいこと仕事につながるように、下手に聞こえないよ…

ミュージシャンは本番中に機材をいじらない方がいい

本番中に機材をいじくる ジャズ・フュージョン系のミュージシャン、特に機材の多いギタリストやベーシストは、本番中にやたらと機材をいじくる癖があります。 これはまあ仕方ないといえば仕方ないことです。 まず、多くの場合はPAもなく、リハもそんなにきっ…

ボブ・マーリーの「Redemption Song」をキレイに弾いたら全然違ってたという話

僕がギターで「ラグ」という概念を考えるようになったきっかけが、たぶんこの曲だったと思います。

記号を越えた先に本当の音楽がある

演奏には二種類あります。 記号に支配されたものと、記号を越えたもの。 前者はいくら上手でも冷たく、遠い印象です。 後者は下手でもなにがしか伝わるものがあるはずです。

表現とは主観か、はたまた客観かという二元論について

以前こちらの記事で、『表現とは自分が”表現”という行為を行うことではなく、他者に自分の意図する感情をもたらすことが目的である』と述べました。

表現とは何か? 表現における他者の役割

これまでの流れ 1 k-yahata.hatenablog.com 2 k-yahata.hatenablog.com 3 k-yahata.hatenablog.com 「表現」には他者が必要 表現とは何かを考えてみましょう。 表現は、必ず他者に向けて行われる行為です。 では、他者に向けて何かを行えばそれが全て表現…

演奏技術は何のためにあるのか? 表現と技術について

連日、演奏技術や上手さについて書いてきました。 音楽は技術ではない、上手い=いい音楽とは限らない、という僕の意見に賛同してくださる方が多く、ほっとしています。

音に感情を乗せると必ずタイムはぶれる タイムが正確な演奏がつまらない理由

音に感情を込めると、タイムがぶれます。 ざっくり言うと、勢いや気合いを入れると突っ込みます。 逆に、優しく大切に弾こうとするともたります。 この是非について。

世間から評価を受けるためには、自分が持っているものを全部出し切る覚悟が必要

世間からの評価 僕は今までで2度ほど、世間から評価を受けたことがあります。 ひとつは「ギタリスト身体論」、もう一つは「ジャズに人が集まらない理由」。 まあどっちも微々たるもんですが、ちょっとだけ界隈をざわつかせたことは事実です。 ギタリスト身…

ギターでヘヴィなリフが弾きたいときは音符の長さをほんの少し変えてみよう

HRやメタルのリフを練習しているけど、なんか軽い。 どうやったらヘヴィに弾けるの? そんな悩みをお持ちの方への回答。