創作、クリエイター
ここの読者で小説書く人がどれだけいるのか分かりませんが、もしスランプになってる人がいたら、自作解説を書いて出版してみることをおすすめします。 別に小説自体売れていなくても構いません。 自分のためなので。 自分の作品だから全部知ってるよと思うか…
僕はよく「主題」という言葉を使います。 簡単に説明すると「作者が言いたいこと」です。 ただしこれはストーリーやオチ、着地点といった表面的なことではありません。 作者が作品を通じて言いたかったこと、作品の奥にあって表面にはどうしても出て来ないこ…
小山田圭吾氏の炎上騒動で、僕は「アーティストなんて多かれ少なかれ”そっち側”」と書きました。 k-yahata.hatenablog.com 一定の反響があり、その中で『お前もミュージシャンなら”そっち側”の考えをもう少し詳しく書くべきだろう』という意見が散見され、確…
今は、「自分はどう思うか」を考えることが難しい時代だといえます。 例えば、ある楽曲があるとしましょう。 それについて、世間の総意を簡単に知ることができます。 レビューに目を通せばだいたい平均的な感想が知れるし、SNSを検索すれば、だいたいのとこ…
音楽、小説、漫画、そして動画など、クリエイターになりたい、でも向いているかどうか分からない……と悩んでいる人は多いでしょう。 そこで、僕が考えるクリエイターに向いている人をお教えします。 ちなみにここで言う「向いている」の定義は売れるとか有名…
J-POPの十八番といえば、サプライズ転調です。 意味分からんところでいきなり転調するアレです。 ざっくり言うと小室哲哉が元祖でしょう。 小室さん作曲の乃木坂46「Route246」でもイントロで転調してますねw youtu.be まあ、サプライズ転調は遡るとジャ…
何かを学び、オリジナルを目指す過程で絶対に必要なのは、自分を消すことです。 自分の意思、好き嫌い、(今持っている)個性、その他あらゆる”自分”を一度消さないと一人前にはなれません。 ではまず、自分を消さないとどうなるかを考えてみましょう。 自分…
横浜ギター教室のレッスンでよく言うことですが、いいものを知るためにいいものだけに接していても意外とその良さが分かりません。 例えば、最初からいいステレオでしか音楽を聴いたことがない人は、その音の良さが分かっていません。 いいものは、悪いもの…
好きなことで食っていきたいという人はたくさんいると思います。 そういう人に対し「自分を信じろ!」とアドバイスする人がいますが、僕からすれば無責任極まりないと感じます。 好きなことで食っていきたければ、自分は徹底的に疑うべきです。 でないと必ず…
バズやSEO評価を狙った創作やパフォーマンス 現代ではバズやSEO評価を狙ったコンテンツの創作、パフォーマンスが当たり前とされています。 もちろん僕もSEO評価を気にしてこのブログを書いています。 ただし、あんまり狙いすぎないようにはしています。 特に…
音楽活動と「楽しみ」について。 完全に趣味で自分が楽しむだけなら何をしてもいいです。 ただ、動画を出したい、ライブがしたい、楽曲提供したいなど、他者や社会に対して音楽活動をする場合、「楽しみ」をどう捉え、どこに見いだせばいいのか? よく『音楽…
なぜか売れない人 曲も良いし歌も楽器も上手い、おまけにルックスもスタイルもいいのに全然売れない、あるいは売れはしたけど早々と頭打ちになって伸び悩んでいるという人がいます。 なんでだろうと昔から思っていたのですが、最近なんとなく分かったことが…
僕はこれまでいろんな形で本を書いてきました。 教則本、小説、エッセイ的なもの……。 人から見たらさぞかし文章を書くのが好き、本を書くのが好きなんだと思うかもしれませんが、正直そこまで好きでもありません。 なぜなら、めんどくさいからです。 世の中…
本来表現する側なのに、なぜか自分の意見を言わず、代弁者をじっと待っている人がいます。 SNSなどの言葉としてもそうだし、表現としてもそういった姿勢の人はいます。 そうして、自分が言いたかったことを言ってもらえたら「よくぞ言った!」と賛同する。 …
クリエイターにうっかり言ってしまって、その後距離を置かれてしまう言葉を列記しておきます。 下記のようなことを言わないだけで、「この人は大丈夫な人だ」と安心され、胸襟を開いてもらえる可能性があるので、クリエイターと仲良くなりたい人は覚えておき…
何かを創るとき、いろんな感情が去来します。 その中に「うんざり」がない人は、たぶん手を抜いているか、持っているものを全部出す(心の奥にあるものも含めて)方法をまだ知りません。 なぜか? 例えば僕は、新しい何かを創ったり研究したりするとき、いつ…
よく「本物に触れて感性を磨き云々」と言われます。 僕もずっと音楽をやってきたり、文学を読んで来たので、それを盲目的に信じ、本物と言われるものにできるだけ触れようとしてきました。 で、その都度だいたいがっかりしてきました。 例えば本物のモナリザ…
誰かの創造物、例えば楽曲や書籍、アートなどなどをコピーしたり評論したりとその恩恵にあずかっているのに、対象を馬鹿にする人がいます。 音楽なら、あるバンドのコピーをして楽しんでいるのに、そのバンドを馬鹿にしたり否定したりする人。 こういう人は…
アーティストに限った話ではないのですが、ライブやイベントをやったり、教室を構えたりしたとき、ついつい来てくれた人よりも来ない人のことを考えてしまいます。 例えばキャパ100のライブで一生懸命頑張って70人入れたとき、つい入らなかった30人の…
芸術が面白くそして怖いのは、作者はもちろん、鑑賞者の本質までたちどころに暴くところです。 例えばある本を読んだとしましょう。 その内容をクソミソにけなす人は承認欲求が高く、満たされていません。 当たり障りのない意見でやんわり褒める人は気遣いに…
手っ取り早いプロモーションの方法として、「誰々が認めた」というものがあります。 有名人や業界で権威のある人に自分や作品を認めてもらう、また、賞やコンテストでの入賞も同じです。 そうした情報があると、受け手としては分かりやすいし、説得力やイン…
ここ最近、自分が行ってきたこと、発表してきたものを再点検しています。 目的は、創作の過程と結果の因果関係を突き止めることです。 これまで何かをするにあたって一回一回全力を出しているつもりではいましたが、今考えると出しきれていないものも多々あ…
現代では、個人がプロモーションを行うためのツールが揃っています。 それはそれで素晴らしいことだし、その恩恵に預かる事は何ら問題はないのですが、使い方の順序を間違えると創作にまで影響を及ぼすのではないかと僕は思います。 順序とは、まず作品があ…
評価されるために何かをするのをやめよう 評価をされるために何かをしても大体それは評価されません。 評価されないと言うのは、酷評や罵倒すらなく、ただただ無視されるということです。 仮に何らかの評価があれば、絶賛でも酷評でもそれを参考にして次に進…
音楽がちょっと分かってくると、つい「何をやっているのか」を聞いてしまいます。 各楽器がどういうフレーズを弾いているのか、フォームや弾き方はどうか、ミックスで楽器をどう配置しているのか、エフェクトはどうかかっているのか、音圧は十分か、などなど…
以前書いた記事の続き。 k-yahata.hatenablog.com 最初から評価を期待するとどうなるか? 自分のやっていること、発表しようとしていることに対して選別が始まります。 これなら評価されそうだからOK、これをやったら評価が落ちるだろうからNG、と。 そうや…
創作やパフォーマンスをするとき、誰しも他人からの評価を期待します。 そして、高評価を得ることを目標とし、作品を発表します。 これは当然といえば当然のことでしょう。 しかし、ほとんどの場合は酷評すらされずに無視され、何の評価も得られないまま終わ…
弾いてみたなどの動画で多いのが、自己主張が楽曲より前に出ていて、楽曲が楽しめなくなっているもの。 これにはいろんなタイプがあります。 「ほら、俺上手いだろ」 「どう、あたしセクシーでしょ?」 「この曲をこんなアレンジしちゃいました、僕すごいで…
作品やパフォーマンスを観るとき、いろいろな観かたがあります。 もちろん、その観かたは自由だし、どれが正しいということはありません。 ただ、観かた次第で感想や受け取る情報が180度違うということがあります。 また、同じ人でも複数の観点を持ち、そ…
残念ながら、大多数のアーティストは、就活用に演奏や創作を行っています。 僕はそういったアーティストが大嫌いです。 「就活用」というのは、自分の演奏が業界の誰かの耳に入ったときに、うまいこと仕事につながるように、下手に聞こえないよう、仕事がで…