ギターの奏法、練習
新しいピッキングを試していて、親指の使い方がだいぶわかってきたのですが、人差し指の使い方に迷っていました。 そしてある時から関節にうっすらと痛みを感じるようになりました。 今まで23年間ギターを弾いてきて一度も感じたことのない痛みでしたが、弾…
タチアナ・リツコヴァのギターを聞いていて、楽曲を理解するということの重要性を改めて考えています。 k-yahata.hatenablog.com ジャズやロック、その他ポピュラーな音楽ジャンルでは、楽曲の構成や理論的分析、その楽曲を演奏するために必要な技術の訓練等…
日本人は16のフィールやシャッフルが苦手だとされます。 もう少し深く考察すると、スタッカートが苦手だといえます。 カッティングなどで「(ン)チャッ」と気持ちよく切りたいところで「(ン)チャー」と伸びてしまうことが多く、しかもそれが間延びして…
時々、「今は娯楽が多いから若者が楽器の練習に集中するのは本当に困難」といった意見を目にします。 さらに、「昔は娯楽が少なかった」と、さも昔の人間が環境のおかげで楽器の練習に集中できたような意見に発展することもあります。 で、78年(昭和53…
人は共感したがる生き物です。 そして、共感できる人と群れます。 それ自体は問題ありません。 しかし、何かを習う際、先生に対して「共感」という尺度を持ち出すのはどうでしょうか? 一見何の問題もなさそうですが、過去を振り返ってみると、共感できる先…
日本人は何かというとすぐに”恩”という概念を持ち出します。 誰々先生のおかげで今の自分がある、だから感謝している、といった類いの話が大好きだからです。 もちろん、それはそれで美しいことなのですが、そういった概念に縛られて先に進めなくなっている…
人はおおむね、自分ではリラックスして弾けていると勘違いします。 明らかに力んでいるフォームで弾いている人でも、楽だとか、力は抜いていると言います。 それは、力みが常習化し、当たり前になっているだけです。 例えばギターだと、親指を曲げて弾くピッ…
ランキング参加中音楽 意外とビブラートが苦手とかできないという人も多いと思います。 苦手とは思っていないけど、なんか手が固まるとか、あるいはビブラートをかけるのを忙しいと感じる人もいるでしょう。 で、細かい音符ではビブラートをついかけなくなっ…
ときどき、元吹奏楽部員やアマチュアオーケストラの方が僕のブログ記事を引用してくださっているので、そういった方々のブログなどを読むこともあるのですが、だいたい運営や顧問の指導方法に不満があるようですね。 特に、部活のスポ根体質はいまだに健在み…
ギターの上達と練習時間は比例しない、という話を何度かしてきました。 しかし、これについて誤解されているかもしれないので、追記しておきます。 上達と練習時間が比例しないのは、ある練習量を超えてからの話です。 例えば、1000時間練習した人と10…
プロを目指している人の中には、プロになったらもう練習しなくていいと思っていそうな人がわりといたりします。 あるいは、練習とはプロになるまでにやることで、そこで獲得した技術や能力でその後ずっと勝負するものだと思っているのかもしれません。
ランキング参加中音楽 エクササイズについては「ギタリスト身体論」でも書きましたが、改めて。 ギタリスト身体論 達人に学ぶ脱力奏法 作者:八幡 謙介 中央アート出版社 Amazon 一般的なギターの教則本では、「エクササイズ」と称して様々なフレーズやエチュ…
「楽器をもっと練習したいけど……」 そう言う人はたくさんいます。 そして彼らは、楽器が練習できない理由を即座にいくつも挙げられます。 時間がない、疲れた、何を練習したらいいのかわからない、遠回りしたくない、などなど。
音楽教育の場では、あたかもスケールがそのまま音楽になるといった体で教えられていますが、それは間違いです。 ただ単にスケールを上下しただけでは音楽に聞こえない、ソロやアドリブには聞こえないというのは、ちょっと音楽をかじれば誰でもわかります。
音楽で一番大事なものは何でしょうか? さくっと結論を言うと、「人がどう感じるか」です。 フレーズ練習にしろ、タイムやグルーヴの練習にしろ、アドリブや作曲、アレンジにしろ、人がそれを聴いて「いい」と感じなければ無意味です。
巷には、「最短時間で上達」といった練習メソッドが氾濫しています。 読んだわけではありませんが、そういったメソッドでは、失敗や回り道を回避し、正解だけを合理的に練習することを目指しているのだと思われます。 僕は何度も言っていますが、この方法論…
フレーズは弾けるのにいざと通しでソロを弾いてみると必ず詰まる箇所がある、ということは多いかと思います。 僕もTrilogyを練習していてそういう部分がいくつかありました。 それを克服するための練習法を探っていくうちに、あることに気がつきました。
速弾きは、ざっくり言うと二種類あります。 ひとつは弾けている速弾き、もうひとつは、弾けてしまっている速弾きです。 弾けている速弾きとは、体を無理なく使い、リラックスした状態で弾けているもの。 弾けてしまっている速弾きとは、力みや無理なフォーム…
ギターのメンテを済ませ、新しいアンプも導入し、速弾き研究を再開しています。 改めてイングヴェイのトリロジーを。 今日は主に右手首の角度を探っていました。
今回は、楽器の上達と人間関係について。 楽器が上手くなりたければ、もっと言えば、プロになりたかったら、自分よりも上の人と遊んでもらえるようになりましょう。 単純に年上の人や、自分より上手い人、あるいは既にプロ活動している人などとつるむよう心…
「速弾き」という奇妙なジャンルがあるギターの世界。 この「速弾き」について、僕が前々から提唱している考え方を述べておきます。
速弾き(正確には速弾きの練習法の研究)をやっていて、新たにいくつか分かったことがあるので書いておきます。
演奏時の意外な盲点とは 皆さんは楽器を弾く際、何に気を付けていますか? 姿勢? 立ち姿? 筋肉の緊張?…… それらも大事ですが、実は一見関係ないと思われる部分が楽器の演奏と密接に関係しているのです。 それは、歯です!
ギターや楽器だけでなく、様々な習い事に応用できる賢い習い方をお教えしたいと思います。 結論からいうと、自己主張を捨て、100%先生に言われた通りに やってみるのが最も賢い習い方です。 それをするとどうなるのかを考えてみましょう。
以前、こちらの記事で、脳の「デフォルト・モード・ネットワーク」(DMN)という機能についてご説明しました。 k-yahata.hatenablog.com 簡単におさらいすると、 ・脳は何もしていないときに過去の記憶を整理している。 ・この時間を作らないと練習内容を消…
「毎日一生懸命練習してるのに全然上達しない……」 「仕事で3日間ギターを触れなかったのに、なぜか上手くなってる……」 誰しも一度はこういった経験があると思います。 実はこれらは、脳のメカニズムと関係しています。 今回はこうした現象を紐解きながら、…
電子教本でも書きましたが、ギターはアーティストとして憧れる人に習うべきではありません。 また、雑誌などに載っているその人の練習法も採用しない方がいいと僕は思います。 なぜかというと、練習やアドヴァイスを客観視できなくなるからです。 例えば、憧…
ミュージシャンやイラストレーターで、腱鞘炎に悩まされている方は多いと思います。 また、そこまではいかなくても、慢性的に腕や肩の筋肉が固まっている方がほとんどでしょう。 できれば長期休暇を取って治療したいけど休めないし、定期的に訪れるマッサー…
上達のきざしとして「混乱」が必ずあります。 全く「混乱」がなく、全てを理解し把握しながら上達していくことはたぶん無理でしょう。 というか、そういった状態は結果的に上達に繋がりません。
例えば、3弦をチョーキングし、ダウンした際によく4弦の音を鳴らしてしまうとします。 これをどうやったら直せるか。 これはわりと簡単です。