八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

YOUTUBERの瀬戸弘司さんが拙著「ギタリストのためのハーモニー」を紹介してくださいました

昨日あたりから急に「ギタリストのためのハーモニー」が売れ始めていたらしく、編集者からもメールが来て、増刷するかどうかみたいな話が進んでいます。 売れるのは手放しで嬉しいんですが、これだけ急だとなにか原因があるはず……と思っていたら、「動画で取…

アドリブで「人間を無視している」ことについて、追記

先日も記事にしましたが、僕は、僕(という人間)を無視している人とは一緒に演奏できません。 これについてもうちょっと詳しく書いてみたいと思います。

セッションで相手を無視していませんか?

先日生徒さんにお話したこと。 例えば、僕がソロをとっていて、相手がバッキングをしているという状況で、もうソロを弾きたくなくなることがあります。 音楽の世界でよく言われる、「その伴奏じゃ弾けないよ」というやつです。 なぜそう感じるのか?

感心と感動 音楽におけるこの二つの違いは?

僕は、音楽を聴くとき、感心と感動をはっきりと分けることにしています。 すると、今まで見えていなかったことが見える(聞こえる)ようになってきました。

日本人と西洋音楽 12 日本人独特の「ねばならない」が音楽活動を窮屈にしている

日本人は社会的ステータスにうるさいと僕は思います。 日本では社会の各階層や年齢において「ねばならない」がびっしりと決まっており、そこに当てはまらない人や物事を「負け組」などとひとくくりにして卑下する傾向があります。

日本人と西洋音楽 11 大御所に何かと甘い日本人

日本人は、大御所と言われるアーティストに何かと甘すぎると個人的に思います。 例えば、本国では人気も実力も完全に衰えたアーティストでも、日本では大物扱いで、チケットも数万円というケースはいくらでもあります。

日本人と西洋音楽 10 昔の人のほうが”それっぽい”のは何故か?

西洋音楽、特にジャズにおいて顕著なのが、昔の人(2016年現在で還暦以上)の方がそれっぽい演奏をする人が多いということです。 技術もそうですが、それ以上に昔の人の方が音楽から感じる雰囲気とか空気感とかが本物っぽいのです。 これはちょっと不思…

日本人と西洋音楽 9 「まずちゃんと」という日本人独特の取り組み方は西洋音楽に相反する

日本人はちゃんとすることが大好きです。 これはもはや「好き」というレベルではなく、DNAに刻み込まれていると言ってもいいでしょう。 例えば、日本の伝統文化であれば、まずちゃんと学ぶことを僕もお薦めします。 しかし、ロックやジャズなどの西洋音楽の…

日本人と西洋音楽 8 自分の意見を言えない日本人と西洋音楽

前にも書いたことがありますが、とある有名ジャズミュージシャンYのコンサートを聴きにいったときのこと。 結論から言うと、最低のコンサートでした。 終わってから数人でご飯を食べに行ったのですが、そのとき同席した同年代のミュージシャンに「あの演奏ど…

日本人と西洋音楽 7 音楽それ自体の価値をなかなか判断できない日本人

日本人には、西洋人と比較して、音楽それ自体の価値を即座に判断できない傾向があります。 例えばあるアーティストを初めて聴いたとき、それがいいものなのか、価値が高いものなのかを付帯情報なしに判断することをなぜかためらってしまいます。 そうして、…