ここ最近、横浜ギター教室の生徒さんから僕が組んでいるオーディオの音を聴かせて欲しいと言われて何度か聴かせたことがあります。
すると皆呆然としてしまいました。
それぞれが普段聴いている音とあまりにも違うからです。
といっても僕が使っているものは入門機なのですが。
アンプ:TEAC AI-301DA, DENON PMA-390Ⅲ(現在YAMAHA A-S801)
スピーカー:DALI Zensor1, YAMAHA NS-10M
(追記:2022年現在は違います)
それぞれ安いものは5千円、高くても3万円程度です。
PMA-390ⅢとNS-10Mなら合わせて2万円です(定価ではなく、中古で)。
その程度の値段で、呆然としてしまうぐらいいい音で音楽が聴けます。
なぜいい音で聴く必要があるかというと、音楽から得られる情報量が圧倒的に違うからです。
おそらくちゃんとしたオーディオ(入門機含む)を聴いたことがない人からしたら「ちょっとの違いでしょ?」とか、「オーディオファン特有の思い込みなんじゃないのw」と思ってしまうでしょう。
生徒さんも最初はそんな感じで疑っていました。
そこで僕のオーディオでいくつか音源を再生してみると、あまりの違いに呆然とされました。
スマホやPC用のスピーカーは論外として、ミニコンポも音の情報量としては不足しています。
というか、ミニコンポは味付けが濃いので情報が偏っていると言うべきでしょう。
アンプはアンプ、スピーカーはスピーカーと単体で揃えるだけで、たとえ入門機でも呆然とするほどのいい音が得られます。
もちろん組み合わせやチューニング、あと部屋にもよりますが。
ジャズをやっている人は一度試しにジャズ喫茶に行ってみましょう。
それも、ちゃんとしたオーディオを設備している店に。
そこでいつも聴いている音源をかけてもらったらはっきり違いが分かると思います。
僕も20代のときはじめてジャズ喫茶に行き、JBLのスピーカーでグラント・グリーンを聴いたとき、あまりの音の違いに呆然としました。
ちなみに、オーディオに金使うのはいいけど大きい音が出せないという人は、ヘッドホンアンプとヘッドホンを揃えましょう。
ヘッドホンアンプは使ったことがないので具体的に違いは分かりませんが、ちゃんとしたものを買えばスマホやミニコンポより音がいいのは間違いありません。
ヘッドホンもスピーカーの入門機以下の値段でかなりいいものが買えるはずです。
音源をどこから再生するか、アンプから何に送るかによって必要な機能が変わってくるので、そこはご自分で調べてください。
あと、オーディオはチューニングやエージングで音が変わります。
買ってすぐはわりとしょぼい音だったりするので、新品を買ったら1週間は様子を見ましょう。
とにかく、いいオーディオを使うと音楽ライフが180度変わります。
特に音楽で何かをやっていきたい人は、無理してでも早めにいいオーディオを揃えましょう。
オーディオファンはシニア世代に多いので、親戚のおっちゃんとかおじいちゃんが要らないオーディオを持ってるかもしれないので、一度親戚をあたってみたら思わぬ収穫があるかもしれません。