八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

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質問への回答12 リズム感とタイム感

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確かに、いわゆるリズムやタイムは、「リズム」「タイム」「グルーヴ」「テンポ」「パルス」などいろんな表現があり、それぞれ人によって異なる使い方がなされます。

結局はその音楽に対してベストな演奏であればOKなので言葉はなんでもいいといえますが、ここでは僕の考え方や定義をご説明します。

 

僕は基本的に「タイム」と「グルーヴ」という言葉を多用します。

「テンポ」「パルス」「リズム」といった言葉はあまり使いません。

したがって本記事では「タイム感」と「グルーヴ感」についてお話します。

 

「タイム」は文字通り時間のことです。

そのタイムを物理的に正確に打つのがメトロノームです。

一方、「グルーヴ」はその音楽特有のノリや雰囲気のことです。

ここで分かるのは、「タイム」は物理、「グルーヴ」は感覚であるということです。

(もちろん、「タイム」にも「ポケット」という感覚的なストライクゾーンがありますが、ややこしくなるのでここでは割愛)。

 

では「タイム感」とは?

これは”再現性”と”持続性”という言葉で説明できると思います。

例えば四分音符=100の曲があるとします。

そのタイムをいつでも”再現”でき、しかも一度そのタイムで演奏しはじめたらどこまでもそれを”持続”させることができる、それが”タイム感のいい人”です。

 

さらにタイム感が向上してくると、わざとずらして演奏することも可能となります。

僕はジャズを演奏するときはフレーズをわざと遅らせるのが好きで、動画でもやっています。

それをすると「ズレてる=タイムが悪い」と言う人がいますが、逆です。

「タイム感」がよくなければ出来ないことです。

タイム感の悪い人がこれをやると本当にむちゃくちゃになります。

崩壊寸前までタイムをずらしてまたひゅっと戻すことができる人はタイム感のいい人です。

そのへんはやるのも聞くのもある程度経験をつまないとわかってきません。

 

一方「グルーヴ感」とは?

例えばタイム感が良ければグルーヴ感が出るかというとなかなかそうはいきません。

そこで「タイム感」と「グルーヴ感」は違うということが分かります。

「グルーヴ感」とは、リズムからそのジャンル特有の匂いがするかどうかです。

だからタイム感が少々悪くても抜群にグルーヴしているということは多々あります。

例えば有名なボブ・マーリーのライブ盤に入っている「Trenchtown Rock」は途中からどんどん早くなってしまっています。

これはタイムとしては悪い部類に入りますがグルーヴはレゲエそのもので抜群に格好いいです。

逆にタイム感が抜群にいいからジャンル固有のズレを再現でき、その結果グルーヴするということもあります。

タイムは物理概念ですが、グルーヴは雰囲気なので、そこへと至る道はいくつもあるのでしょう。

 

と、僕はこんな風に捉えていますが結局は感覚のものなので、レッスンでは感覚重視で教えています。

言葉を沢山使うと混乱するだけなので。

楽器は真面目に練習すな!

楽器は真面目に練習すな!

 

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