さすがに最近は言われませんが、ちょっと前までは必ずといっていいほど「将来どうすんの?」と訊かれました。
ミュージシャンに限らず、漫画家やイラストレーター、今ならYOUTUBERの人とか必ず訊かれるでしょう。
訊いてくる人はだいたい会社員だったり、一般職の方です。
明らかに見下している人もいたり、心配している風な人もいたり、説教じみたトーンの人もいたり……。
個人的にはいちいち反論はしませんが、改めて考えるとおかしいのは次の二点。
1、将来考えてないわけねーだろ!
ただでさえ不安定な仕事に就いていて、将来考えてないわけないでしょ。
少なくとも今さっき知り合ったお前より100倍考えてるわ!
ただ自分の将来設計をお前に説明したくないだけ。
そもそもなんでこっちが将来のことを何も考えていないという前提で話を進めるのかがわかりません。
クリエイター→不安定→なのにやってる→将来考えられないアホ、と勝手に自己完結しているのでしょう。
2、自分の将来は安泰だとでも思ってんの?
「将来どうするの?」と訊いてくる人は、だいたい自分を棚に上げています。
どこかで自分は一生安泰だと思っているのでしょう。
会社員だから、一般職だから将来安泰!
このご時世に本気でそんなことを考えている人がいたらそっちの方が怖いです。
ミュージシャン、クリエイター、YOUTUBERの知人に「将来どうするの?」と訊いたことがある人、「あの人将来どうするんだろう?」と思ったことがある人は自分の傲慢さと緊張感のなさを一度考えてみましょう。
また、そういった人と仲良くなりたい人はこの質問は厳禁です。
少なくとも20過ぎていてまだ続けている人は、あなたの100倍将来について考えていますから。