八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介が音楽やギターについてつづるブログ

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質問への回答 2

peing.net

<質問内容>

はじめまして。

アラフィフのジャズ修行をして いるアマチュアエレキベーシストです。

いつもブログを楽しく拝見させていただいてお ります。

以下、ブログで回答いただけると嬉しく思いま す。

八幡様は海外でも演奏活動経験がおありとのことで、日本人と海外演奏家との“個人の能力” とは別の国籍や人種によるノリの違いというも のを認識されたことがおありだと思うのですが 、(仮に)八幡様ご自身のノリが日本人的である、と思われた場合、それを海外演奏家のそれに近づける作業をされたことはありますか?

私が楽器を始めた80年代中ごろから90年代 前半あたりにかけては「日本人と特に欧米人( 特に黒人)とではノリに越えられない壁がある (→欧米人のノリの方が気持ち良い・カッコい い)」という意識がある意味あたりまえのものとしてミュージシャン間であり、それをなんとか克服しようとする人もそれなりに存在したと記憶しております(正直なところ、克服できたと思われるミュージシャンを私は知りませんが )。

私自身はいまだにそれに囚われており、自分のノリを海外的なものに変える修行を止めることができません。

まぁそれを苦痛を感じている訳ではないので、私にとってなんの問題でも ないのですが・・・

八幡様は私よりお若いのと共に私よりもずっと経験がおありだと思うので、そのあたりどのようにお考えか、ブログでお知らせ願えるとうれしいです。 以上、長文となり申し訳ありませんでした。

 

<(仮に)八幡様ご自身のノリが日本人的である、と思われた場合、それを海外演奏家のそれに近づける作業をされたことはありますか?>

はい。

確か20歳ぐらいからずっと黒人のグルーヴ感や感覚に近づけようとあれこれ工夫しています。

そして、それを虚しいとか徒労だとか真似ごとだと思ったことはありません。

というのは、黒人音楽に黒人のグルーヴやノリ(広い意味で)は必要不可欠だからです。

これは日本文化で考えれば分かることだと思います。

例えば、柔道や剣道を学んで強くなっても、礼儀が全くなっていなければそれらを本当に身につけたとは言えませんよね?

それと同じで、いくらジャズのアドリブやファンクのカッティングが上手くなってもグルーヴしていなかったり、ファンキーじゃなければそれらを身につけたとは言えません。

 

黒人音楽は黒人の伝統、価値観、歴史から生まれたものです。

そこをリスペクトせずにお手軽に日本風にアレンジすることを僕はよしとはしません。

日本人は、海外には日本文化をきっちりと学んでほしいと願いつつ、海外文化は簡単に日本風にアレンジするというダブルスタンダードを持っています。

(詳しくは下記参照)

k-yahata.hatenablog.com

僕はそれを直すべきだと考えます。

また、日本人のジャズが生まれるとしたら、徹底的に黒人を研究し、自分たちとの決定的な違いに絶望してからではないかと思います。

そこまで突き詰めずに、黒人は黒人、俺らは日本人、だから俺らは俺らのやり方でやる……という態度は失礼だし、傲慢です。

 

なので僕は、今でもジャズを弾くときは僕が現在理解している限りで黒人のノリやグルーヴを体現しようとします。

どうやら日本ではその姿勢は全く評価されないようですが、個人的にはそれが僕のやりたいことなので気にしていません。

 

swingについてはある程度まで体得しているので、もしご興味があれば教室までお越しください。

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k-yahata.hatenablog.com


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