先日も書きましたが、最近になってやっとヴィンテージギターのことがわかってきました。
弾いてみて一番納得したのは、ヴィンテージは経年変化ではないということです。
確かに、ヴィンテージといえども最初は現行の新品でした。
で、それが50年経ってウン百万とかで取引されるようになっているのですが、じゃあ今の現行のギターを買って50年弾いたらヴィンテージになるかというと、絶対にならないと断言できます。
といってもギター歴の浅い人にはわからないかもしれませんが、プロじゃなくても長年ギターを弾いていればヴィンテージを1回弾いたらすぐにわかります。
ヴィンテージは経年変化ではなく、そもそものモノが全く違うのです。
その土台の上にさらにエージングがされてヴィンテージになるようです。
じゃあ今の最高のビルダーが造ったギターならどうでしょうか?
そういったギターは弾いたことがないので分かりませんが、たぶんヴィンテージにはならないでしょう。
なんでかはわかりませんが。
日本刀の世界だと、平安や鎌倉期の刀はもう再現不可能だそうな。
それと同じなのでしょう。
ちなみに、僕は1978年にフジゲンのデザイナーさんが造ったプロトタイプを所有していますが(生産されたのはこの1本のみ)、僕はこれをヴィンテージとは呼びません。
いい音で気に入ってますが。
あと20年経っても30年経ってもヴィンテージにはならないでしょう。
これ↓