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フォームを教えることの難しさ 合理性だけでは楽器を演奏するフォームは決められない

フォームを教える時いつも難しいなと感じるのは、やりたいことによって正解が不正解になったり、複数答えが存在することです。

その中でひとつ基準になる点は合理的な身体操作ですが、それさえも不正解になるケースがあります。

例えば、カッティングをする際は前腕の回転を使い、ピックが弦にあたるスレスレのところで弾くように指導します。

しかし、生徒さんが弾く曲がパンクロックやガレージロック(今でもそういうジャンルがあるかどうかは知りませんが) っぽいものだったとしたら、僕は上記のような方法を教えません。

なぜなら、パンクやガレージロック、グランジなどのジャンルでカッティングをするとしたら、あえてぐちゃぐちゃと潰れたた音にした方がかっこいいからです。

セックスピストルズやニルヴァーナのギターが凄テクのフュージョンギタリストのような流麗なカッティングをしていたら…とイメージすると、僕の言っている事は分かると思います。

レッスンでそういったカッティングを弾きたい人がいれば、ぐちゃぐちゃと強く弾いてもピックがずれないような持ち方だけを教えます。

もちろん、ジャンルが変わればカッティングフォームも変わるよということもちゃんと説明します。

 

このように、ギターを演奏するフォームは、ジャンルによってときに180度違うものになります。

そういったことを知らずにただ合理性だけでフォームを教えてしまうと、生徒さんのやりたい事から一番大事な要素をそぎとってしまうことになりかねません。

そうならないために、指導する側はできるだけたくさんのジャンルを聞き込み、それらに最適なフォーム(音楽の味や匂い、雰囲気を殺さないもの)を常に研究する必要があります。

ただきちんとそれをしようと思うと、自分の音楽活動は物理的にできなくなりますが。

 

フォームを教える人も習う人も、あまり合理性にとらわれすぎず、まずは自分が弾きたい音楽の雰囲気や味を出せるように工夫してみましょう。

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