若者からの支持は後が怖い2 いつまでも「あの時の自分」を求められるという苦悩

だいたいどんな分野でも、若者からの絶大な支持を得られれば爆発的な人気を獲得することができます。 

そうやってファンを獲得し、しっかりと地盤を築いたとしましょう。

その10年後20年後、アーティストとファンの関係性がどうなっていくかを冷静に見られる人は少ないと思います。

それが人気を得た当事者であればあるほど見えていないようです。

同世代の不動の人気を得た後、アーティストもファンも歳をとります。

アーティストサイド、特にプロモーションやマネジメントに関わるスタッフなどは、ファンの年齢を十分考慮して企画や制作等に当たると思います。

一方、ファンサイドは自分がどれだけ歳をとっても、アーティストに歳をとることを基本的に許していません。

コアなファンほど、ルックスやスタイルはもちろん、考え方や生き方などあらゆる面で「あの頃」のままのアーティストでいてほしいと願い、そうでなければ裏切られたとすら感じるでしょう。

もちろんこれはファンのわがままなのですが、「憧れ」とは本来わがままなものです。

そうした「憧れ」に訴求し、ファンのわがままを容認する形で絶大な支持を得ると、10年後20年後にそのしっぺ返しがアーティスト自身に帰ってくるという現象は多々あります。

もちろん、いくつになっても「あの頃」のままのルックスで「あの頃」の歌を「あの頃」のように歌い演奏する人たちもいます。

しかしそこには、大変な努力とストレスがかかっているはずです。

しかも、比べられるのは他人ではなく「当時の自分」なので、理不尽とすらいえます。

 

同世代の若者に絶大な支持を受けた後には、そういった未来が待ち構えています。

もちろん、ファンの期待を常に裏切ってどんどん変化していき、しかもずっと人気が衰えないアーティストもたくさんいます。

今若者から何らかの支持を得ていて、それで活動が回っている人は、その若者と自分が歳をとったときのことをいちどイメージしてみましょう。

自分のファンがアーティストとしての「今の自分」に対して強烈に憧れているとすれば、今後アーティストとしての変化は許されないでしょう。

逆に、自分が変化していくことをファンが受け入れてくれているとしたら、この先お互いが歳をとっても友好な状態が続いていくかもしれません。

 

余談ですが、僕みたいなものでも「ファンです」と言ってくださる方がいらっしゃいますが、僕はその人たちのことを1ミリも考えずに好きなことをやっています。

何故かと言うと、ある一定期間に自分が興味があったことをその先ずっと続けなければならないという状態にしたくないからです。

そうやってあれこれ好きなことをやっていると、それぞれのパートにファンがついているらしいということがちょっとずつわかってきました。

演奏はいまいちだけど教則本はタメになるとか、音楽の話はよくわからんけど小説は面白いとか、ブログだけは読んでいるとか、たまにする文学の話が好きだとか…

そうやって僕が行う好きなことの全てにちょっとずつファンがついていき、その数が大きくなっていけばこの先も何とかやっていけるのかなあと考えています。

一極集中(例えば小説のファンだけが異常に増えてそれだけで回していく状態) だと、そこが潰れたときが怖いですからね。

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