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スーパーで聞いたあるお母さんの〈声〉に全身が反応した

昨日、スーパーに行ったとき、どこからか聞こえてきたあるお母さんの〈声〉に全身が反応した。

小学校低学年位の男の子と買い物をしていたらしい。

その男の子に発するお母さんの〈声〉は、よくある母親の金切り声でもなく、諦めたような声でもなく、なんというか柔らかくて芯のある〈声〉だった。

その〈声〉には、方向性と中身があった。

「自分の子供」に「愛情」を持って発している〈声〉。

もちろん僕に向かっては発せられていないし、姿も見ていない。

しかし、その〈声〉を聞いた瞬間、あまりの心地よさに一瞬体も思考も停止してしまった。

もちろん、考える前にである。

帰りぎわ、あんな声で歌える歌手がいるだろうか?と考えてみた。

もちろん、歴史上あるいは現代でもどこかに存在するのだろうが、生で聞いた事は一度もない。

アメリカにいた時、当時トップ扱いされていたジャズ歌手を聞きに行ったが、昨日のお母さんの〈声〉を聞いた時ほどの反応は全く出なかった(めちゃくちゃ上手だったけど)。

いい歌、いい声、という歌手はいくらでもいる。

でも、昨日のお母さんのように、一瞬で思考停止させられるような〈声〉をステージから届けてもらったことは、残念ながら一度もない。

 

では昨日のお母さんが歌を歌ったら世界最高の歌手になるだろうか?

おそらくそんな事はないし、歌を歌えば多分並以下だろう。

そして、そこから向上心を持って専門的な練習をすればするほどその〈声〉は魅力を失っていくだろう。

この辺が歌のジレンマかな、と僕は解釈している。

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