音楽と印象 音楽はそれ自体が印象的な媒体である

5、6年前から、音楽における印象について考え、密かに実験してきました。 

結論から言うと、人はどこまでも音楽を印象で判断しているようです。

もちろん、印象や表面的な現象をかいくぐり、演奏者の心の奥まで入り込もうと努力する人もいますが、そういった人たちでもやはり印象には左右されているようです。

音楽という芸術がそもそもそういった性質を持ち合わせているものなのでしょう。

そう考えると、フリージャズを楽しめる人が少ないのも頷けます(フリージャズは印象としては最悪ですからねw)。

また、上手なのに人気が出ない、いい曲なのに売れないというのも、印象という観点から考えると答えは見えてきます。

 

ある程度音楽をやってきた人は、「印象なんてどうでもいい、自分たちがやっているのは音楽だ、音だけを聞いて判断してほしい」と言うかもしれません。

また、多くのジャズ・フュージョン系のミュージシャンは、実際にそういうスタンスで演奏しています。

僕も以前はそういう考え方をしており、それが本質を追求する姿勢だと勘違いしていました。

しかし、「じゃあ音ってなんだろう」と考えていったときに、それ自体がそもそも印象的なものであるという考えに到達しました。

そして、その「音」の印象にそぐわないものが周辺に存在すると、人は違和感を感じます。

衣装がチグハク、舞台と音楽が合ってない、ミュージシャンがそれっぽくない、歌詞と歌い手が合ってない…。

ミュージシャンは、それを愚かなことだとしばしば批判します(音楽がわかってない、聞けてない、ミーハー、などなど)。

しかしそれは、愚かでも何でもなく当たり前のことだったのです。

音楽自体が印象的な媒体なので、その印象を損ねるものが同時に存在すれば気になるのは当たり前です。

音楽それ自体が印象であると理解できれば、その周辺にあるものをどう扱うべきかが見えてきます。

音楽の印象を壊さないよう、できれば助長するような印象を、衣装や演出などで表現する。

それは、音楽と関係ないのではなく、むしろ音楽に直接関わってくることなのです。

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