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ギター教室 横浜 八幡謙介ギター教室講師のブログ

ギター講師八幡謙介のギター、音楽感をつづるブログ

芸術は弱いという認識を持つことでその扱い方が見えてくる

いきなりですが、芸術って強いと思いますか?

それとも弱いと思いますか?

アーティスト(志望)の方は「強い」と答えるかもしれません。

あるいはそうあるべき、そうありたいという願望があるのかもしれません。

しかし、僕は芸術は弱いと思います。

それも、めちゃくちゃ弱いです。

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例えば、世界最高峰の演奏をするプレイヤーがいたとします。

その人がステージに上がってきたとき、頭に思いっきり寝癖がついていたらどうでしょう?

もうそれだけで入って来ませんよね。

あるいは、完璧な構図を持つ歴史的な名画のはじっこにほんの小さな落書きがしてあったらどうでしょうか?

むしろそっちの方が気になって仕方なくなるでしょう。

それらを気にしてしまうのは揚げ足取りではなく、人間の感情として仕方ないことです。

 

このように、どんなに素晴らしい芸術でも、寝癖ひとつ、落書きひとつで全部が台無しになってしまう可能性をはらんでいます。

芸術とはそれほど弱いものなのです。

だから、コンサートではビシっとした格好や髪型をし、名画は美術館に厳かに陳列して保護する必要があるのでしょう。

それらは、芸術の価値が高く、その力が強いからそれに見合った格好や場所を提供しているのではなく、弱いから保護しているのだと僕は考えます。

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芸術は、ほんのささいな日常に簡単に負けるほど脆弱な存在です。

まずそこを認識することで、芸術の正しい扱い方が分かってくるのではないかと思います。

変に芸術は強いと勘違いすると、別のところで足下をすくわれ、せっかくの中身が伝わらないというような事態を招いてしまいます。

演奏はいいのにヨレヨレの服が気になって集中できなかったとか、恋愛小説を読む前に作者の顔を見てしまったから中身が入って来なくなったとか…。

そういう事態を招かないために、徹底的な演出が必要となるのでしょう。

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