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ギター教室 横浜 八幡謙介ギター教室講師のブログ

ギター講師八幡謙介のギター、音楽感をつづるブログ

記号で音楽をやっても他人は関心を示さない ~人は記号より人間を優先する性質がある

誰でも、人と話しているときは相手の意志や感情がかなりはっきりと見えています。

例えば、相手が 会話に乗っているのか、上の空なのか、話を理解できているかそうでないか、伸び伸びしているか、萎縮して気持ちが引っ込んでいるのか、などなど。

自分と話している相手もそうだし、誰か二人が話しているのを見てもすぐわかると思います。

それは、言葉とか内容ではなく、その人そのものの状態です。

そして、人は話の内容よりも、その人の状態に敏感に反応します。

 

例えば、話の内容が興味深いものでも、話している人から変な印象を受けると入って来ないでしょう。

逆に、話の内容はちょっとうさんくさくても、話している人が好印象ならつい聞き入ってしまいます。

極論すると、人は記号(この場合は言葉)よりも人間そのものの印象やそこから受ける雰囲気を優先事項と捉える性質があります。

営業マンや詐欺師はそれらを熟知し、徹底的に訓練し、仕事にあたっていると推察します。

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音楽も同じです。

観客は、記号よりもまず人を見て、その雰囲気や印象で判断します。

ステージではじけている演者、心から楽しんでいる演者、さらけだしている演者を見ていると、演奏やダンスが多少雑でもつい引き込まれてしまいます。

逆に、記号の扱いは上手だけれど演者がつまらなさそうだったり、なんか閉じている感じがしたり、その他ネガティブな印象を受けると、当然見ている方も違和感を感じてしまいます。

 

ほとんどの音楽ジャンルでは、そういった人間の性質を理解し、それに対しての演出をほどこします。

しかし、ジャズミュージシャンだけはかたくなにそれをしません。

(現代日本)ジャズには、卓越した記号の扱いが人間を惹きつける最大の要因であり、それ以外は瑣事にすぎないという信仰が存在しているからです。

だからムサい格好で、だらだらとステージに上がり、仏頂面で上手な演奏をします。

それでは客が増えないことは現状が証明しているのですが、なぜかジャズミュージシャンはそを社会のせいにします。

まあ、それは置いといて…

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人は記号より人間を優先します。

それは人が動物として持っている危険察知の本能でしょう。

そして、日常では誰でもそれを優先させて生きています。

しかし、なぜか音楽になるとそういった感覚が曇ってしまうことが多々あります。

恐らく、記号を知りすぎると、ある時点からそれが人間に勝る優先事項となってしまうのでしょう。

 

しかし、記号をいったん忘れて、人間を見るようにすると、リスナーとしてもプレイヤーとしてもまた新たな認識で音楽と接することができます。

そして、僕にはそちらが本質であると思えてなりません。

上手いだけで、閉じた状態で演奏している人は見ていて全然楽しくないし、下手でも一生懸命楽しませようとしてくれれば最後まで観られます。

そして、多くの人もやはり後者にひきつけられるはずです(それは、ジャズが衰退の一途をたどり、アイドルが人気を博していることからわかります)。

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