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譜面の初見にやたらと強い人は……

先日、とあるミュージシャンの方から譜面の初見力について目からウロコの話を聞きました。

結論から言うと、初見にめちゃくちゃ強い人は雑な仕事しかしてないからそうなっただけ、一方ちゃんとした仕事が来てる人は意外と初見に弱い、だから初見に弱いことをミュージシャンは誇っていい、ということです。

当日まで何するかわからない仕事や、いろんな人(初心者、配慮に欠ける参加者)が入り交じったセッション、無茶ぶり的な仕事などなどをこなしていると、どうしたって初見に強くなっていきます。

そうして初見が効くようになるとどうなるか?

先日書いたように、「こいつは雑な仕事ふっていいんだ」という認識から無茶ぶり要員にされ、そういった仕事がどんどん舞い込んできます。

k-yahata.hatenablog.com

以前同じ音大出身で、信じられないほど初見に強い人がバイトしないと食っていけないと漏らしていたのを聞いて「これだけスキルがあっても食えないのか…」と驚いていましたが、そうではなく、無駄にスキルがあるから食えないということみたいです。

そういう器用貧乏はジャズ周りにはたくさんたくさんいます。

一方、いい仕事が入ってくる人はというと、リハがちゃんとできたり、本番までの準備期間がきちんとあったりするので、場数を踏んでもそれほど初見には強くなっていきません。

確かに、結構稼いでいそうな人は驚くほど初見に弱かったりするのを何度も見たことがあります。

中にはコードすら全然知らない人もいます。

その都度不思議に思っていたのですが、あたりまえのことだったんですね…。

ちゃんとした仕事が来る人は、雑な仕事を断ることができるから、いつまで経っても初見に弱いんでしょう。

ギタリストがなんとか譜面を読めるようになるまで付き合う本

ギタリストがなんとか譜面を読めるようになるまで付き合う本

 

そう考えると、音大とか専門学校で「初見、初見」と言うのはいったい何なんでしょうね?

あの呪文にかかってしまい、一生懸命練習し、初見にやたら強くなり、それを強みに雑な仕事をなんでも引き受けて、気がつけば無茶ぶり要員となりそこから抜け出せなくなった人はいくらでもいます。

高いスキルというのは諸刃の剣……というか、呪いのアイテムなのかもしれません。

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