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アドリブは、より強い不安を求めていかなければ必ず停滞する

アドリブを自分でもやってきて、人にも教えていて ひとつ発見したのは、安定を求めると必ず停滞するということです。

日本人は何かを研鑽した先に安定を求めます。

また、その安定が見込めないと知るとやる気をなくしたり、それ自体が間違いであるかのように考えてしまいます。

だから、アドリブに関しても、最初はたどたどしく、常に不安や緊張にかられながら行っていますが、一生懸命練習したら必ずどこかで安定にたどりつき、楽に、精度の高いアドリブを行えると信じています。

確かに、そういった安定はどこかで訪れます。

しかしそれは同時に停滞でもあります。

即興のはずなのにいつも同じフレーズ、同じ間、同じ展開、同じサウンド…。

いつしかアドリブは書きソロのようになってしまい、そこから抜け出せなくなってしまいます。

その分”安定”はしていますが、それを心底面白いと思える人はそんなにいないでしょう。

 

アドリブは安定を求めて行うものではありません。

逆に、より強い不安を感じる方向に進んでいかないと必ず停滞が訪れ、そこから進化しなくなってしまいます。

だから、フレーズを安定的に出せるようになったら、あえてそれらを崩していく、タイムが安定してきたらレイドバックさせてみる、休符をいつもより多めにとってみる、など、あえて不安なことをやるべきです。

そうすると、初心者の頃に感じていたあの不安感が蘇ってきます。

しかし後で録音したものを聞いてみると、意外に生々しく、熱がこもっていてよかったりします。

まあ、安定的なかっちりしたのがいいという人もいるでしょうが(日本人はそっちが多いですね…)

私見ですが、ソニー・ロリンズはアドリブをより不安定な方向に進めていく人だと思います。

往年のアドリブを聞いても、凄く生々しいですしね。

昔のジャズやブルースミュージシャンはそういったアドリブをする人の方が多かったと思います。

そして、それらを越えるようなアドリブは現代ではほとんど、いや全く聞くことができなくなっています。

安定志向の人は昔のアドリブを荒い、技術不足と揶揄するかもしれませんが、それは記号しか聞いていない証拠です。

 

初心者の人は、アドリブをやっていると必ず「不安です」とおっしゃいます。

そして、それらをできるだけ早く消したい、早く安定したいと皆願っています。

僕は、あえてその不安を消さないようにやっていくことを薦めています。

その不安が消えたとき、恐らくそれ以上先には進めなくなっているので。

だから、今が不安なら、その次はもっと不安になることをやるべきです。

そうやって、より強い不安を求めていくのが正しいアドリブのありかただと僕は思います。

ギタリストのためのアドリブの入り口 ゼロから始めて誰でも学べる画期的アドリブメソッド

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