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ギターにおいて脱力は大事だが、脱力せず汚く弾いた方がいい場合もある

僕は日々脱力の方法を研究したり実践したり教えたりしていますが、別にこれがギターの奏法における絶対的概念だとは思っていません。

例えば、脱力するためにはピックを柔らかく持って、弦に深くあてずにかするようにヒットさせ、ピッキングの軌道を一定にします。

そうすることで肉体的にも楽になるし、サウンドもよくなり、プレイも向上します。

しかし、それだと成立しない音楽も存在します。

例えば、今レッスンでやっている楽曲があるのですが、そのバンドのジャンルはちょっとパンクの匂いのするロックンロールといったものです。

その曲を、上記のように脱力の法則に則って弾くと、はっきりいってダサい演奏になります。

もちろん、脱力の法則に則った方が綺麗に、上手に、そして楽に弾けます。

しかし、そうするとなんというか、その曲が持つ匂いが消えてしまうんですよね。

で、あえて汚く、荒く、ジャカジャカと弾くとちょっとパンクっぽい匂いが漂ってきます。

音楽的にはこちらが正解でしょう。

ただし、そうするとハードピッキングで腕が疲れてくるので、そこをどうするかというのが当面の課題ではあります。

まあ恐らく、この曲はちゃんと弾いたら疲れる曲だという結論に達しそうですが。

このように、楽器の奏法として不正解だけど、音楽的には正解というケースは多々あります。

そしてこれは、ケースバイケースなので、逐一判断するしかありません。

唯一の正解というものはないのです。

そこが難しいところですね。

同時に、面白いところでもあります。

 

もし、脱力とそれに準じた奏法がギターにおける唯一絶対の法則で、すべてがそれに当てはまるとしたら、僕はもう音楽に関わるのをやめているでしょう。

自分が10年20年かけて構築した理論(?)が、実は氷山の一角で、そこからまた違った景色が広がっていて、しかも自分の常識や法則が通じない、というところが面白いと僕は思っています。

○○が絶対!という信念のようなものを持ってしまっている人は、見識が浅いか、思考停止しているかのどちらかですね。

ギタリスト身体論 ー達人に学ぶ脱力奏法ー

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