あれこれ考えて、僕がとった戦略は、自分の名前で人が集まるようにしようというものです。
言い換えれば、組織やグループに依存しないということですね。
例えば、講師をやるなら大手教室に採用してもらうのではなく、自分の名前で個人教室を開き、そこに人が集まるように。
なぜかというと、自分は絶対になくならない、変化しない最小の単位だからです。
例えば、 大手の教室などは宣伝力や顧客を持っています。
それだけに、一度採用されれば安泰だとつい日本人は考えてしまいます。
しかし、大企業がリストラを決行し、大手銀行が合併を繰り返すこのご時世、音楽教室なんていつ潰れるかわかりません。
教室が潰れたらどうなるか?
また一からスタートです。
「元○○教室講師」なんて肩書きは何の役にも立ちませんよ。
バンドなども同じです。
仮にバンドで売れたとしても、せいぜい10年でしょう。
解散した後は肩書きが変わってしまいます。
元○○でしばらくはやっていけるかもしれませんが、それも数年程度でしょう。
依存しない方がいいというのは大手教室、起業、バンド、全部同じです。
日本人は依存体質が強いので、一度大手に雇われたらもうずっと安泰だとつい考えてしまい、その組織が潰れてなくなたっときの準備などしません(僕も大手に雇われたらそうなっていたかもしれません)。
そして、依存対象がなくなったとき途方に暮れてしまいます。
そうならないために、僕は横浜に出てきたとき、最初から自分の名前でやっていくことに決めました。
八幡謙介という名前で人が集まるようになれば、どんな状況になろうとも自分の名前は変わらないので、いきなり0になることはないでしょう。
もちろん、組織力に頼ることのメリットも大きいです。
しかし、長い目で考えると、個人で活動し、自分の名前を覚えてもらう方が堅実だと考え、僕はそうしてきました。
とはいえ、自分の名前で人を集めるのはめっちゃくちゃ時間かかりますがw