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プロのギタリスト(ミュージシャン)は何を練習するのかというお話

先日の記事の続き。

k-yahata.hatenablog.com

プロミュージシャンは、時間さえあればずーっと練習したり、音楽について何か考えたり、試したりしている、そしてそれは楽しいからやってるだけだと書きました。

ではもう少し具体的に、プロミュージシャンは何を練習し、何を考えているのでしょう?

これは主観が強くなってしまうかもしれませんが、恐らく多くのプロミュージシャンは同じことを考えているのではないかと思います。

 

結論からいうと、プロミュージシャンが練習し模索するのは、ニュアンスやフィーリングを得るためです。

ジャズならスイングやレイドバック、ジャズらしいタッチ、ロックならエッジの効いたリフや勢いのあるソロ、ポップスなら歌を引き立てるための控えめだがキレのあるバッキング……などなど。

少なくとも、プロミュージシャンがより正確な演奏を得るために練習しているのではないということは断言できます。

 

日本人は、練習や研鑽の先に必ず「正確さ」が現れなければダメだとつい考えてしまいますが、10年も音楽をやっていれば、正確さの中には何もないとわかってきます。

そもそも、我々が演奏する音楽は西洋のものですからね。

正確さを目指して楽器を練習していても、ずっとロックやジャズと付き合っていけば、重要なのはそこではないとどこかで必ず気づきます。

そして、そういった西洋の音楽に長年つきあっていけば、それぞれのジャンルが持つフィーリングやニュアンスは、なんとなくわかってきます。

言うまでもなく、それらは「正確さ」では表現できないのです。

ですから、プロはアマチュア時代に「正確に弾こう」と一生懸命練習したことを捨てて、新たに音楽的なフィーリングを獲得するため、必死で練習したり、情報を集めたりするのです。

 

こういった、フィーリングを獲得するための練習は、モチベイションにつながります。

アマチュアが練習を敬遠し、プロがいくらでも練習できるのは、前者が「正確さ」を重視した練習しかせず、後者はニュアンスやフィーリングなど、音楽的な技術獲得のために練習するからではないでしょうか?

もし、練習内容が正確さだけを目指すものだったら、あまりにもつまらなさすぎてたぶん僕はできないでしょうし、他のプロの方も同じでしょう。

そうではなく、練習の先に素晴らしい音楽が見えているからこそ、希望を持って地味な練習をいつまでも続けられるのでしょう。

 

もちろん、正確さも必要です。

しかし、日本人が認める正確さというのは、世界的に見て異常ですから、日本人の感覚からして『ルーズだなあ……』と感じるぐらいで、実は西洋音楽的には正解です。

ですから、ある程度正確に演奏できるようになってきたら、早々とニュアンスやフィーリングを得るための練習に切り替えていくべきでしょう。

そこへ到達すると、練習は楽しくなります。

とはいえ、そのためにはニュアンスやフィーリングをきちんと聞けて、体感できるところまで音楽を聴き込まなければいけないので、そこそこ時間はかかりますが。

初心者の人は、それが聞き取れないから「正確さ」という誰でもわかるトピックにしがみついてしまうのでしょう。

 

結局、練習の目的が「正確さ」しかないのは(もっと言えば、音楽を「正確かどうか」でしか判断できないのは)、音楽を知らないの一言に尽きます。

現役ギター講師が教えるギターが上達する人しない人

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