日本人と西洋音楽 11 大御所に何かと甘い日本人

日本人は、大御所と言われるアーティストに何かと甘すぎると個人的に思います。

例えば、本国では人気も実力も完全に衰えたアーティストでも、日本では大物扱いで、チケットも数万円というケースはいくらでもあります。

しかもパフォーマンスが大してよくなくても、日本人はあまり不平を言いません。

伝説的なアーティストを生で観られただけで満足という人がかなりの数いるようです。

実際、僕の身近にいる方もアメリカの某大御所バンドのファンなのですが、もう初老に入ったメンバーたちの衰えやアルバムのできの悪さに愚痴をいいつつも、相変わらず出たアルバムは発売日に買い、ライブにも必ず足を運んでいます。

こんなだから、海外のアーティストから舐められるのではないかと思います。

 

海外のアーティストに対してもこうですから、当然日本人は日本の大御所アーティストにも甘いです。

面白いのは、どう考えてもよくないものに対し『いや、大御所の○○さんだから』とか、『自分のレベルが足りないからいいと感じられないんだ』と、なぜか自分を下げる人が多いことです。

良くも悪くも日本的な考え方ですが、少なくとも西洋音楽を演奏したり聞いたりする場合、こういった考えは邪魔であるとしか思えません。

確かに、今いいと思えないのは自分のレベルが足りないからだというのも一理あります。

僕も、20代の頃はマイルスをあまりいいとは思えませんでしたが、30過ぎてからようやくその魅力や音楽的価値がわかってきました。

とはいえ、”今”の自分がいいと思えなければ、そう思っていればいいのです。

なぜなら、”今”の”自分”の感性がそう告げているからです。

それが成長したときに、分かってなかったなと反省するなりすればいいだけです。

話が逸れましたが、「大御所だから」「先輩だから」というフィルターはできるだけ早いうちに外しておいた方がいいでしょう。

そして、付帯情報なしに音楽を聴く訓練を積んでいくと、意外な発見や驚きが何度も訪れます。

またそういう姿勢でいると、世間の情報や他人の意見にまどわされなくなります。

こういった音楽との接し方は、アーティスト志望の方には絶対必要であると言えるでしょう。

と同時に、「先輩最高っす!」というよいしょスキルも仕事をしていく上で必要であったりもするのですが……

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