「できない」を突き止めておくと、武器にはならないが防具や地図にはなる

僕はある時期から、ギターレッスンや奏法研究のため、「できない」ことをはっきりと突き止めるようにしてきました。

例えば、速弾きのピッキングで腕のここをこう使うとできない、などです。

そして、その「できない」を徹底的に練習します。

一般的に、できないことは無駄だから練習するべきではないとされます。

しかし、実際にやってみるとできないこと(それを練習すること)は確実に自分の糧になってくれます。

何かを習得する際、なんとなく『これじゃできなさそうだな』と思うことがあります。

しかしそれが本当に「できない」原因であるのか、本当にそれをするとできないのかを突き止めるために、かなりの練習量を要します。

例えば、あるピッキングフォームがあり、少し練習して『これではできない』と仮定したとします。

このときの「できない」は、単に練習量が足りないからできないという可能性があります。

また、練習のやり方や、アプローチする角度が少しだけ違っているからできないだけ、ということも考えられます。

しかし、中途半端な練習でそのまま放置してしまうと、本当にそれではできないのか単なる練習不足なのかが分かりません。

ですから、できないと思われることをあえて一生懸命、時間をかけて練習します。

そして、それをあらゆる角度から徹底的に練習し、もうこれ以上は無理と心から思えるところまできてまだできなかったとき、はじめて「できない」と断定します。

 

ここまでしておくと、できない原因はかなりはっきりしてきます。

さて、ここからが本題です。

こうして突き詰めた「できない」ことを、少なくとも僕は今後一生行うことはありません。

これは、できないを徹底的に突き詰めたからです。

もし、数時間の練習で「できない」と決めつけたとしたら、何かの際に、『やっぱりあの方法でいけたのかも?』と再チャレンジしているかもしれません。

そして、しばらく練習した結果「やっぱりこれじゃできない」となると、二度手間です。

まあ、それはそれでもいいんですが。

 

「できない」を突き詰めておくと、武器にはならないにしても、将来の自分を守る防具にはなってくれます。

あるいは、地図と考えてみてもいいでしょう。

「できない」を突き詰めておくと、行き止まりがはっきりと見えるようになります。

だから、そちらには進んではいけない、ということがはっきりします。

「できる」ことだけをやってきた人、失敗の少ない人は、武器こそ多いかもしれませんが、防具がなく、地図もなく、丸裸の状態であるともいえます。

いざトラブルが起こったとき、身を守るものや行動の指針ないので、そこで潰れてしまったり立ち往生してしまう可能性が高いといえるでしょう。

そうならないためには、「できる」「できない」はひとまず置いておき、今練習していることをとにかく徹底的に突き詰めてやることです。

その結果それがダメなやつだったとしても、突き詰めて練習したことは必ず自分の糧になります。

とはいえ、みんなとにかくできたがるんですよねえ……

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