ギターのメンテを済ませ、新しいアンプも導入し、速弾き研究を再開しています。
改めてイングヴェイのトリロジーを。
今日は主に右手首の角度を探っていました。
以前掴んだことですが、約1ヶ月ほどメンテのため速弾き研究を休んでいたので、思い出すのに時間がかかりました。
結論からいうと、手首はしっかり曲げて弾くより、真っ直ぐにして弾くようにすると力が抜けやすくなります。
手首をしっかり曲げると、その分筋肉を使うので、前腕が緊張しやすくなります。
その緊張がピッキングの固さ、弦へのひっかかりを促してしまいます。
そして、ピックが引っ掛かるからそれを回避するためにより力を入れてしまうという悪循環に陥ってしまいます。
そうならないために、手首の角度を真っ直ぐに修正。
すると急に軽くなり、ピッキングも引っ掛からなくなりました。
それを再発見した時点で腕はかなり疲れていたんですが、手首の角度を直してからまた弾いていると、なぜか前腕の緊張がどんどんほぐれて楽になってきました。
正しいフォームで弾くことによって血流がよくなり、老廃物が流れたのかもしれません。
改めてフォームの大切さを痛感した日でした。
ミュージシャンのほとんどは20代後半にさしかかると、あそこが痛い、ここが痛いと言いだしますが、中にはどれだけ過酷なツアーに出ても全く壊れない人がいます。
きっと合理的なフォームが身についていて、弾くほどに血流がよくなり、健康になっているのでしょう。
一方で、弾いたら弾いただけ疲労が確実に溜まる人は、やはりフォームに無理があるんだと思います。
それは大げさなことではなく、手首の角度をほんのちょっと変えるだけだったり、肩の位置をちょっとずらすだけだったりします。
とはいえ、それを研究し、自分のものにするまでに結構時間がかかるわけで、プレイヤーさんはその間仕事を断らないといけなくなるので、フォーム改善ができずに辛い思いをしている人が結構いると思います。
そう考えると、演奏で忙しいのもいいのか悪いのかわからないですね。
追記:これらのピッキング研究をまとめた本です。