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JAZZ、BLUES

ジャズの”アウト”に対する違和感 精神のない”アウト”は必要か?

ジャズの技法として”アウト”というものがあります。 当ブログでも時折言及していますが、わざと音を外すというジャズ独特の演奏法です。 僕はこれにずっと疑問を持ってきました。 ジャズを専門的に学んだ人ならわかると思いますが、ジャズの世界では”アウト…

<逸脱>した若きジャズミュージシャンへ、39歳の元ジャズミュージシャンより

日野皓正児童虐待(ビンタ)事件について何度も書いてきましたが、この事件…というよりは渦中の中学生ドラマーに対する僕の”気持ち”は一切公にしてこなかったので、(たぶん)最後にそれを述べておきます。 以下は単なる僕の気持ちであり、事件に対する客観…

日本人が文化に接する際に持つ奇妙なダブルスタンダードについて

以前にもどこかで書きましたが、日本人は様々な国内外の文化に対して奇妙なダブルスタンダードを持っていると僕は考えます。 自国の文化は国内外どこであろうと「日本的」であることを求めつつ、外国の文化が日本に入ってきたときにはその国の独自性を認めず…

日野皓正児童暴行事件について 音楽的質問への回答

僕は基本的にツイッター上では議論しないようにしているのですが(収集つかなくなるため)、本日 @meemee_hitsuji3さんから核心を突いていると思われるリプが来、スルーするのももったいない気がしたのでご本人の許可を取った上で引用、返信し皆さんと共有し…

ジャズにおける日野皓正の価値について元ジャズミュージシャンが本音で語ってみた

一連の報道で日野皓正というジャズミュージシャンをはじめて知ったという人は多いと思います。 ただ、この人が具体的にどういったアーティストで、どういった価値があるのかは熱心なジャズファンかジャズミュージシャンでないかぎりなかなかわからないと思い…

日野皓正児童虐待(ビンタ)事件について元ジャズミュージシャンが考えてみた 追記

前回の記事の追記です。k-yahata.hatenablog.com 本記事は上記記事をご理解いただいているという前提で進めていきます。 未読の方はお手数ですがご一読ください。 ビッグバンド形式での<逸脱>は正当か? 確かに、ビッグバンド形式ではよりかっちりしたアレ…

日野皓正児童虐待(ビンタ)事件について元ジャズミュージシャンが考えてみた

ジャズトランペッターの日野皓正がコンサート本番中に舞台上で中学生のドラマーからスティックを取り上げ、さらに往復ビンタという暴行に及んだ件について、元ジャズミュージシャンという立場から考えてみました。 headlines.yahoo.co.jp 日野の行為が児童虐…

初心者が覚えておくべき、セッションでホストや目上の人にやると失礼にあたること

セッションには様々な作法や暗黙の了解がありますが、その中でも初心者が目上の人にやってはいけない、やったら失礼にあたることを書いておきたいと思います。 初心者の方は記憶に留めておいてください。 経験者の方は「あーおれもそれやって怒られたよw」「…

ジャズの初心者がヴォーカルジャズを聴くときの注意点

ロックやポップスをずっと聞いてきた人が何かのきっかけでジャズに挑戦してみようととし、インストは難しそうだけど歌ものなら入ってくるだろうと思って、有名なジャズヴーカルアルバムをいくつか選んで聞いてみたとします。 その時に、多くの人は次のような…

ジャズシーンが陰湿になりやすい原因がわかった気がする

ジャズシーンは陰湿だとよく言われていて、僕自身もそう思うしそういったことを見たりされたりもしてきました。 これまではジャズという音楽や、それを学ぶ過程で人がどこか陰湿になっていくものだと解釈していましたが、なんとなく違うのではないかと思い当…

楽器が弾けなくてもブルースを感じる方法

ブルースとは不思議な音楽です。 形式のことかと思えばそうでもないし、楽器が上手くてもブルースにはならなかったりします。 そんな不思議な音楽を感じるための具体的な方法をここに書いておくので、参考にしてください。 1、悪いことをする 優等生にはブル…

ジャズのリズム(スウィング)は体感できるまで時間がかかるので、すぐに評価を下さないほうがいい

ジャズにはジャズ独特のリズム感覚があり、それを「スウィング」と言います。 実はこれは、きちんと体感できるようになるまで結構時間がかかります。 アメリカに住む黒人の土着的なリズム感覚であり、日本人が持つリズムの常識とはかなりかけ離れているから…

ジャズミュージシャンはあえてジャズの外に出てみるといろいろ見えてくるはず

ジャズという音楽は独特の文化を持っており、それだけに極度に閉鎖的です。 そこにどっぷりとつかってしまうと、自分たちが閉鎖的であると言う事実すら見えなくなってしまいます。 ジャズがとれだけ閉鎖的かは、ジャズの外に一歩出るだけで如実に感じること…

アドリブで「◯◯が使える」という、ジャズ特有の自分本意な考え方

ジャズの人はよく、アドリブを説明する際、「ここは◯◯が使える」ということを口にします。 「コンディミが使える」とか「オルタードが使える」、「♯9thが使える」等々。 またジャズを習う人も、ここのコードで「何が使えるか」ということを質問したりします…

ドレミ(ダイアトニック)をジャズにできない人は記号に頼っている

複雑なスケールを駆使しないとジャズにならないと思っている人、あるいは複雑なスケールを使うことでインスタントにジャズになると思っている人は多いようですが、実際は全くそうではありません。 ドレミだけでジャズにすることは可能ですし、むしろそういう…

初心者におすすめな聴きやすいジャズヴォーカルアルバム4選

ジャズを聴いてみたい、でもインスト(歌のないやつ)は苦手、といっても何を聴いたらいいのかわからないという人は多いと思います。 で、ツウな人に訊ねたりするのですが、そういう人は舐められたくないからか、ゴリゴリのやつを薦めたりしてきます(ビリー…

日本人にとってブルースは弾けてないことを認識するためにやるもの

西洋、特にアメリカでは、ブルースは常に敬意を持って扱われます。 どんなテクニカル志向のミュージシャンでも、ブルースをバカにしたり軽視するような発言はしません。 シュレッドギタリストやコンテンポラリージャズの最先端のプレイヤーでも、話したり習…

ブルースはミュージシャンとしての自分を測る基準になる

ブルースという音楽は不思議な音楽です。 アドリブを勉強する際に、一番最初に学ぶのはブルースです。 なぜなら簡単でとっつきやすいからです。 早い人なら、半年から一年もやれば「じゃあもう少し複雑なものを」と先に進むでしょう。 また、そうなったとき…

とりあえずこれだけ聴いておけばジャズがなんとなく分かるというアルバム6選

「ジャズが聴いてみたいけど何を聴いたらいいのか分からない」 というご相談がけっこう寄せられます。 また、名前だけ知ってるからとマイルスのちょっと難しいアルバムを最初に聴いてしまった結果、ジャズに拒否反応を持ってしまう人もいます。 最初に何を聴…

ジャズが「陰湿」といわれる理由について考えてみた

「ジャズに人が集まらない理由」を書いてから、ジャズ(ミュージシャン)への愚痴をたくさん聞くようになりました。 この人なら言ってもいいらしい、と思われているようですw もちろん、言ってもいいし、他言はしない主義なので。 ただ、そういったお話を聞…

ジャズを聴いて、タイム神話が崩壊したときの思い出

ジャズをはじめたのがたぶん18ぐらいで、今年で20年になります。 まあ、今は演奏はしていませんが。 最近ふと、”タイム”神話が崩壊したときのことを思い出しました。 たぶん、19歳ぐらいの話です。 それまでは僕も、タイムというものは正確であればあ…

ジャズミュージシャン、ジャズシンガーは演技をやめろ

ジャズミュージシャン、ジャズシンガーにやめてほしいことがあります。 それは、”演技”です。 なぜか、ジャズミュージシャンは演技をします。 楽器のプレイヤーがやる、『僕たち今、楽器で会話してますよ~』という演技。 歌手がやる、『私は今、歌詞の世界…

ジャズのアドリブで、歌詞を歌ってからソロに入ると自然な流れができる

ジャズの生徒さんに、歌詞の通りにテーマを弾くという課題を与えています。 目的は、テーマをきっちり”歌”にすること、そして、楽曲の雰囲気で弾けるようになることです。 歌詞を覚えてその通りにテーマを弾くと、インスタントにジャズになってくれます。 ま…

フュージョンアーティストの衣装がなんでダサいのかを考えてみたら意外なことがわかった

僕はフュージョンという音楽が嫌いです。 一部かっこいいと思うアーティストもいますが、全体としては嫌いです。 なぜかというと、ひとつは技術だけで中身を感じられないから。 もう一つは、衣装がダサいからです。 実は、このふたつは根底でつながっている…

現代ジャズミュージシャンに見え隠れする「さえすれば」という思考

ジャズミュージシャンは、一人前になればなるほど「さえすれば」という思考にどっぷりと浸かってしまうようです。 先日、とあるジャズミュージシャンからSNSに友達申請が来ていたので、承認しました。 あいさつは事前も事後もなし。 それは別に構いません。 …

朗報! ジャズミュージシャンの唯一のいいところを見つけた!

こちらのバンドマンと酒の記事を読んでいて、 www.kesa-pasa.com アルハラかー、俺関係ね~な~、勧められてもられなくても自分でガンガン飲むし、どれだけ飲んでも吐いたことないし記憶なくしたり人格変わったりしないし、てか、無理矢理先輩に飲まされたこ…

黒人音楽を理解するためのキーワードとして「奴隷」は必須なのか?

黒人音楽を理解するために、しばしば彼らが「奴隷」として扱われてきたことがあげられます。 確かにそれは歴史的事実ですし、奴隷として扱われてきたことは黒人音楽に多大な影響を及ぼしているでしょう。 しかし、それは黒人音楽の本質なのでしょうか? 僕は…

ミュージシャンはSNSの告知が下手(特にジャズ)

以前から、フェイスブックで「イベントへの招待」がよく来ることが気になっていたのですが、かなりわずらわしくなってきたのでそういう人たちを友達から削除していくことにしました。 もちろん、相手には何も通達しません。 また、その相手も恐らく僕のタイ…

ジャズの世界で使われる「なのに」と、そこから見えてくる「○○ありき」の思想

ジャズの世界では、頻繁に「なのに」という言葉が出てきます。 『大御所なのに』 『こんなに上手なのに』 『素晴らしい音楽なのに』 続く言葉はネガティブなものです。 CDが売れない、客が入らない、お店が赤字……。 そして(ここがジャズ独特の思考なのです…

ジャズに必要なのは人材ではない

ジャズの世界に起こっていること(どちらかというとローカルで)を見ていると、そのちぐはぐさにもやもやしてしまいます。 そのひとつが人材の育成です。 ジャズミュージシャンはやたらと人材を育成したがります。 一番の理由は儲かっていないからでしょうが…