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ギター教室 横浜 八幡謙介ギター教室講師のブログ

ギター講師八幡謙介のギター、音楽感をつづるブログ

歳とると古いものが好きになったり同じものしか聴かないのは、形式ではなく伝わってくるものを聴いているから

// 前回、作品から何が伝わってくるかを聴こう、と述べました。 k-yahata.hatenablog.com 若い人はピンと来ないでしょうが、歳とってくるとだんだんわかってきます。 まず、形式とかがどうでもよくなってきます。 若いうちは本質が見えないから、その表面を…

何をやっているかではなく、何が伝わってくるかを観ると芸術は様相を一変させる

// 音楽がちょっと分かってくると、つい「何をやっているのか」を聞いてしまいます。 各楽器がどういうフレーズを弾いているのか、フォームや弾き方はどうか、ミックスで楽器をどう配置しているのか、エフェクトはどうかかっているのか、音圧は十分か、など…

馴染みのない音楽ジャンルでこれだけおさえておけばいいというアーティストを挙げてみる

// 今回は30代未満の人向けです。 レッスンをしていて驚くのが、若い人の音楽的幅の狭さです。 最初は興味が偏っているだけなのかと思っていましたが、どうやらそうでもなく、選択肢が多すぎて何を聴いたらいいのかわからず、結局自分の好きなものとその周…

アーティスト志望の人はできるだけ早く他人の存在に気づこう

// 芸術は、どんな分野でも他人が全てです。 音楽ならあなたの楽曲やパフォーマンスを聴いた(観た)他人がどう感じるかが最も重要な点であり、それ以外はほとんどどうでもいいと言っても問題ありません。 もちろん、その他人はいろんな感じ方をしますし、時…

アーティストは「与える」存在なのか? 「与える」という一見偉そうな言葉について考えてみた

// どんなレベルであろうと、アーティストは「与える」存在です。 娯楽や、暇つぶし、美、陶酔、夢、問題提起などなど。 何らかの価値を受け手に与え、そこから報酬や承認が生まれます。 しかし、冷静に考えれば「与える」ってちょっと偉そうですよね。 綿矢…

アドリブの方法の話は、なぜか素材の話にすり替わってしまうことが多い

// アドリブを習いに行って、余計アドリブのやり方が分からなくなったという方は結構いるようです。 そういった方のお話を聞いていると、ある共通点を発見しました。 結局教える側が「素材の話」しかしていないんですよね。 例えば、ブルースでアドリブをす…

譜面が読めると演奏はこう変わる

// 前回の続き。 k-yahata.hatenablog.com 譜面というものは記号なので、頭で理解するものです。 だから譜面が読めるようになると頭でっかちな演奏になってしまう…と妄想している人も多いようですが、実際はそうでもありません。 むしろ、譜面が読める方が伸…

ギタリストも譜面はやっぱり読めたほうがいい

// ギタリストと譜面は規格が異なる歯車のようなもので、なかなか上手くかみ合ってくれません。 ですから、譜面を最初から遠ざけてしまう人も多いと思います。 また、最近はDTM上で音の並びを確認できるし、同じソフトであればデータのやりとりで作っている…

”イメージ”とはできる人になってから持つもの、できないうちはイメージしてもしょうがない

// 何かを習得する際、”イメージ”が大事だとよくいわれます。 「○○をイメージして」とか「○○なイメージで」といったアドヴァイスもあります。 そういった要素は一見重要であるかのように思えますが、僕はそうは思いません。 そもそも、まだできない人が何を”…

音楽を演奏するために文学的なセンスは必須かもしれない

// // ギターを教えていると、どうも演奏に答えがあると思っている人が多いのではないかと感じます。 その多くは、「正確に演奏できればOK」というもの。 また、自分は答えを持っていないけど、一人前になった人たちは答えを知っているのだろうと思い込んで…

継続の原動力は情熱ではない 情熱を当てにすると継続はできない

// 最近、オムレツ作りにこっています。 薄皮一枚作って中はふわふわというアレです。 これが全然できません。 YOUTUBEの動画などを見て研究しながら1ヶ月ほど毎朝つくっているのですが、いいところまで来てだいたい失敗します。 最初は失敗しても面白かっ…

無名のアーティストがSNSでフォロワーを増やす方法

// 無名のアーティストにとってSNSは命綱のようなものです。 だからついそれを使って同業者とつながろうとしてしまうのでしょうが、それは逆効果であると前回ご説明しました。 k-yahata.hatenablog.com SNSはそうした政治ツールではなく、(潜在的)ファンに…

自身や作品に対して反応が欲しいからといってすぐ同業者とつるむと、かえってファンはでき辛くなる

// 何かを作っているけどまだ無名の人が、自分や作品の認知度を上げるため、まず同じタイプのアーティストと仲良くなっていこうとするケースがあります。 ボカロならボカロをやっている人とSNSでつながり、相手の作品を褒めたりRTしたり、配信に行ったり。 …

ギタリストがあまり知らないドラムの役割

// ベースに続き、ドラムの役割について簡単にご説明します。 k-yahata.hatenablog.com ドラムの役割は、 ・タイムキープ ・場面転換 ・キュー このみっつだと僕は考えます。 タイムキープは言うまでもないでしょう。 ちなみに、ドラムがタイム(もちろんそ…

歳とると新しいものを本能が拒否するようになるから若いうちにできるだけいろんなものを吸収しておかないとヤバイ

// 先日、フェイスブックでこんな記事が流れてきました。 news4vip.livedoor.biz サムネがアレですが、今どきの若い子が聞いている音楽ってことで、興味を持ってちらりと覗いてみると…… 見事に何一つ知りませんでした。 こりゃいかん!と思い、ちょっとずつ…

ギタリストがあまり知らないベースの役割

// 拙著「ギタリストのためのハーモニー」を進めていくと、生徒さんはベースの役割についてだんだんと気づいていきます。 CDB166 ギタリストのためのハーモニー 耳コピで学ぶオンガクのしくみ 作者: 八幡謙介,藤田哲也,ハント鈴加 出版社/メーカー: 中央アー…

講師は練習不足の指摘に逃げるな 具体的な指示ができないのは怠慢でしかない

// 楽器の講師は魔法の言葉を知っています。 それは「練習不足」です。 教え方が分からなくても、解決策を提示できなくても、ひとこと「練習不足」とさえ言っておけば全部生徒さんのせいにできます(もちろん、本当にただ単に練習不足な場合もありますが)。…

初心者に認められようとする矛盾 承認は自分より上の人に求めるべきである

// 楽器の世界、特にインストなどでは、楽器のスキルを認められることで仕事につながることがあります。 そして、しばしばその認めてもらう対象として初心者がターゲットとなることがあります。 ギターでいうと、ギターキッズに認めてもらう、ということです…

最初から評価を期待するから萎縮し、創作やパフォーマンスが型にはまったものになってしまう

// 以前書いた記事の続き。 k-yahata.hatenablog.com 最初から評価を期待するとどうなるか? 自分のやっていること、発表しようとしていることに対して選別が始まります。 これなら評価されそうだからOK、これをやったら評価が落ちるだろうからNG、と。 そう…

アドリブは最初に対人技法として学んでおくべき

// ずっと言っていますが、アドリブで最初に学んでおくべきことは、スケールやフレーズ、アウトなどではなく、それが「対人技法」であるということです。 音楽を通して人とどう関わるかというのがアドリブの唯一の目的といってもよく、しかもそれはわりと簡…

いつまでも評価されないのは、評価を当てにして創作(パフォーマンス)しているから

// 創作やパフォーマンスをするとき、誰しも他人からの評価を期待します。 そして、高評価を得ることを目標とし、作品を発表します。 これは当然といえば当然のことでしょう。 しかし、ほとんどの場合は酷評すらされずに無視され、何の評価も得られないまま…

レッスンが続くかどうはか結局生徒さん次第なのでこちらは小細工するのはやめた

// 教室運営のノウハウなどを教えるブログや本などがあり、そこに様々なテクニックが書かれています。 僕も少しは読んだことがあります。 とある先生は、生徒さんの心を掴むため、心理学まで応用しているとか。 僕も自分で考えてあれこれ試してきましたが、…

演奏中の自分の状態全てが”表現”であり、人はその”全体”を観ている

// 先日、とある演奏動画を観て思わず吹いてしまいました。 なぜなら、プレイヤーの方(イケメン)が思いっきりカメラ目線で演奏していたからです。 それを観て『あー、この人自分がイケメンなの知ってるんだなあ…』と感じ、もう演奏が入ってこなくなりまし…

他人の意見は自分が聞く気になったときだけ聞けばいい

// 他人の意見はできるだけ聞くべきだとよく言われます。 僕もよく言っていると思います。 しかし、最近そうでもないのかもと思えてきました。 まず、「他人の意見を聞く」ということには、「それを元に自分を変えていく」ということがついてきます。 その前…

注目している無名アーティストがいれば、黙って応援せず一声かけてあげよう

// いろいろあって先日、フェイスブックを友達限定にしました。 そのことをアナウンスし、面識がなくてもひとことメッセージをいただければ承認しますと言ったところ、かなりの数の方から友達申請があり、同時に応援のメッセージをたくさんいただき、驚きま…

記号で音楽をやっても他人は関心を示さない ~人は記号より人間を優先する性質がある

// 誰でも、人と話しているときは相手の意志や感情がかなりはっきりと見えています。 例えば、相手が 会話に乗っているのか、上の空なのか、話を理解できているかそうでないか、伸び伸びしているか、萎縮して気持ちが引っ込んでいるのか、などなど。 自分と…

昔は娯楽が少なかったから楽器の練習に集中できたなんてことはない

// 時々、「今は娯楽が多いから若者が楽器の練習に集中するのは本当に困難」といった意見を目にします。 さらに、「昔は娯楽が少なかった」と、さも昔の人間が環境のおかげで楽器の練習に集中できたような意見に発展することもあります。 で、78年(昭和5…

腕の自然な状態を楽器のフォームに置き換えてみる

今さらですが、楽器のフォームはできるだけ自然な状態をキープするべきです。 そのためには、身体の各パーツ、特に肘から指先までがどうなっていれば「自然」であるかを理解する必要があります。 自然をリラックスといいかえてもかまいません。 実は、肘から…

話しているほど盛り上がらない演奏なら人前でやるべきではない

// 昨日の記事の続き。 k-yahata.hatenablog.com 僕は、友達と話しているほどに盛り上がらないのなら演奏なんかしない方がましだと思っています。 ましてや、それを人に見せてお金を要求するなんて問題外でしょう。 ロックやクラブミュージック、アイドルな…

話をしているように歌う(弾く)ということ

// 歌や演奏がなんかつまらない、一緒にやってる気がしない、という場合にレッスンで行っていること(上級者向け)。 ちょっと合わせて、つまらないな、一緒にやってる気がしないなと感じたら、一旦演奏を止めて、話をしてみます。 最近あった出来事や、最近…

譜面の初見にやたらと強い人は……

// 先日、とあるミュージシャンの方から譜面の初見力について目からウロコの話を聞きました。 結論から言うと、初見にめちゃくちゃ強い人は雑な仕事しかしてないからそうなっただけ、一方ちゃんとした仕事が来てる人は意外と初見に弱い、だから初見に弱いこ…

無茶ぶりに対応できる高いスキルを身につけても無茶ぶり要員になるだけ

// プロを目指した練習として、ある種の無茶ぶりを想定したようなものがあります。 初見の練習はその代表のようなものでしょう。 そういったスキルを身につけておくことでどんな無茶な仕事にも対応できる=プロとしてやっていける、と考える人は多いようです…

「なりたい自分」になろうとするのではなく、「自分に適したこと」を見つけよう

// 私見ですが、今やっている音楽活動が自分に適しているかどうかを見分ける方法を書いておきます。 音楽以外のことをやっている人は自分に当てはめてください。 方法は簡単です。 それを何時間でも、何日でも続けられるか?です。 例えば、ライブやセッショ…

音楽活動が続かないのはなぜか、という記事を読んだら確かにそうだと思った

// 先日、SNSでシェアされていた「音楽活動が続かない理由」という記事を読んで、確かにそうかも、と思いました。 記事は読んだだけで流してしまい、タイトルなども忘れたのでここでリンクを貼ることはできませんが、内容は『自分らしい活動をしないとそのう…

ネット上の「世間」は注意深く選別しなければならない

// 前回、何かをやるならまず世間の評価を受けよと書きました。 k-yahata.hatenablog.com このとき気を付けることがひとつあります。 ネット上では、その「世間」を注意深く選別しなければならないということです。 一昔前までは、世間といえば本当に世間で…

アーティストを目指す人は、内輪ではなく、まず最初に「世間」に作品を発表しよう

// 僕は、アーティストを目指す人はさっさと世間に打ちのめされておくべきだと考えます。 それが早ければ早いほどいいです。 なぜなら、そこからが全ての始まりだからです。 創作やパフォーマンスは、他人を楽しませるものです。 そしてそれは、果てしなく高…

「共感」でものを習っても後には何も残らない

// 人は共感したがる生き物です。 そして、共感できる人と群れます。 それ自体は問題ありません。 しかし、何かを習う際、先生に対して「共感」という尺度を持ち出すのはどうでしょうか? 一見何の問題もなさそうですが、過去を振り返ってみると、共感できる…

先生にやたらと恩を感じる必要はない 習い事はあくまでドライに行うべし

// 日本人は何かというとすぐに”恩”という概念を持ち出します。 誰々先生のおかげで今の自分がある、だから感謝している、といった類いの話が大好きだからです。 もちろん、それはそれで美しいことなのですが、そういった概念に縛られて先に進めなくなってい…

誰かが適当に作った言葉に惑わされないようにしよう

// 音楽、特にエレキギターの世界では、まだまだわけのわからない言葉が飛び交っています。 個人的に、その代表は「鳴きのギター」とか「鳴き」というやつだと思います。 たぶんこれは、サンタナのギターに対するキャッチフレーズだったかと思いますが、その…

学ぶ=まねぶ(真似をする)はいいとして、じゃあ”何を”まねするの?真似してどうするの?

// よく、学ぶ=まねぶ(真似をする)といわれ、何かを学ぶためには真似から入るべきだとか、あるいは最初は真似でいいんだよ、みたいなことが言われます。 しかし、こういった意見を見聞きすると、いつももやっとしてしまいます。 なぜなら、そこに「じゃあ…

音楽は体感しながらでないと身につかない

// 前回、僕はレッスンでプリントなどを全く渡さないと言いました。 理由などはこちらを参照してください。 k-yahata.hatenablog.com あとひとつ、前回書き忘れたことがあります。 人は音楽を学ぶとき、体感がないと身につかないということです。 例えば、プ…

一対一の音楽レッスンでやたらプリント渡してくる人は信用できない

// 過去にいろんな先生に音楽を習ってきましたが、改めて考えてみると、やたらとプリントを渡してくる先生のレッスンは、だいたい役に立たなかったです。 そのときは便利だし、高度だと思って練習するのですが。数年あるいは十数年経って改めて思いだしてみ…

ジャズが「陰湿」といわれる理由について考えてみた

// 「ジャズに人が集まらない理由」を書いてから、ジャズ(ミュージシャン)への愚痴をたくさん聞くようになりました。 この人なら言ってもいいらしい、と思われているようですw もちろん、言ってもいいし、他言はしない主義なので。 ただ、そういったお話…

ミュージシャンは早いうちから筋肉の状態を定期的に診断してもらうべき

// 少し前に右手親指の状態が悪くなって、鍼灸院で観てもらいました。 結果、どうやら前腕の神経が一本寝ているらしい、ということがわかりました。 これがもっと悪くなると麻痺し、支配している筋肉が動かなくなるそうです。 そこまでには至っていないので…

なんのために音楽を勉強するのか?

// なんのために音楽を勉強するのか? なんのために名曲、名演を聞きまくるのか? そこにはふたつの目的があると思います。 ひとつは、既にあるものを吸収し、それらを自分のものにするため。 もうひとつは、ないものを見つけるためです。 一般的な勉強とは…

何かを評価するとき、同時にそれを言っている自分のレベルも考えよう

// 何かを評価することは自由です。 しかし、同時に「それを言ってる自分のレベルは?」と考えることができる人はまれです。 自分がその意見を言うに足るレベルまで来ているのか? なにもこれは、音楽なら楽器の技術やそれを再現するといったことに限りませ…

ライバルに差をつけたい人はスタッカートを徹底的に練習しよう

// ギタリストはとにかく数が多いので、あらゆるジャンル、あらゆる仕事に対して高い倍率が発生します。 まあそれはギタリスト自身よくわかっていることです。 だから、皆ライバルを出し抜こうと必死に練習しているのだと思います。 ただ、僕にはその練習内…

辞める人、続ける人 

// 先日、昔の生徒さんから連絡が来て、音楽を引退するということを報告してくださいました。 誰かは言えませんが、そのジャンルでは知られたアーティストさんです(僕は某氏のように生徒さんの名前で営業するのが嫌いなのでw)。 レッスンに来ていただいた…

自分が気持ちいいことが他人も気持ちいいとは限らない、という当たり前のことを再確認しよう

// ある種のアーティストやインストラクターは、気持ちいいことを追求するべきだと、まるでそれが真理であるかのように言います。 僕はこれに反対です。 というのは、自分が気持ちいいことが他人も気持ちいいとは限らないし、得てしてそうではないことの方が…

ジャズを聴いて、タイム神話が崩壊したときの思い出

// ジャズをはじめたのがたぶん18ぐらいで、今年で20年になります。 まあ、今は演奏はしていませんが。 最近ふと、”タイム”神話が崩壊したときのことを思い出しました。 たぶん、19歳ぐらいの話です。 それまでは僕も、タイムというものは正確であれば…