練習、上達

「弾けている」にもいろんな段階や視点があることを知ろう

ここ最近、デスクワークをしながら久々にレニクラ(Lenny Kravitz)を聞いていました。 レニー・クラヴィッツ - Wikipedia 初めて聞いたのは中学生の時で、かれこれ24、5年経ちますが今聞いてもやっぱりしびれるぐらいかっこいいです。 聞いているうちに、そ…

根本的なスキルアップをしたければ、一度完全に離れてみよう

なにかを継続することはもちろん大事ですが、長い目で見ると一旦離れることも重要であるということが最近わかってきました。 継続していることで全てがマンネリ化し、自分や周りの環境が見えなくなるということがあるからです。 ずっと住んでいた地元から離…

ベストなフォームを探すときの僕のやり方

ベストなフォームを探すときの僕のやり方をご説明します。 ただし、このやり方を採用する場合は、すべての音楽活動を一旦停止する必要があるのでそこら辺は自己判断でお願いします。 まず自分にとって1番良いと思われるフォームを模索します。 そして、「こ…

自分の価値観を壊せるようになれば伸びしろはいくらでも増える

例えば、自分が価値を認めていない人や作品があったとします。 それが社会に認められ、活動の幅を大きく広げたとき、あなたはどう捉えますか? おそらくほとんどの人は、その現実を受け止めきれず、混乱するでしょう。 そして、最終的に「どうせ強いコネを持…

最短距離で上達という自己満足

音楽の世界ではよく、「最短距離で上達」という言葉が使われます。 特にギター業界に多いような気がします。 確かに、早く上達すればそれだけ早く活動の場が広がるだろうし、メリットは多いような気がします。 しかしこの「早く上達したい」という考えには、…

「気持ち」を確認しないと継続できないなら早めにやめといたほうがいい

先日の記事の続きです。 k-yahata.hatenablog.com 様々な分野でプロを目指している方は大勢いらっしゃると思います。 その中で、強い「気持ち」をキープしようと努力している人もいるでしょう。 いわゆるモチベーションというやつです。 プロを目指すきっか…

「気持ち」を優先する人は長続きしない

何かを継続するためには「気持ち」が大事だと言われます。 強く思ったときの気持ちを持ち続ければ、どんな苦難も乗り越えられるとか…。 さて、ギター講師としてたくさんの人を見てきましたが、結論から言うと、「気持ち」と現実はほとんど関係ありません。 …

練習は歴史にするべきだが神話にするべきではない

練習を積み重ねていくと、いつしかそこに歴史が生まれます。 その歴史は、現在の自分を定義し未来の自分へと進める力を持ちます。 ですから、楽器等の一生練習がつきまとうジャンルでは、練習してきた内容を歴史にする必要があります。 それは難しいことでは…

ギターの練習でオフを取らない方がいいケース

僕は以前から、練習にはオフが不可欠であると述べてきました。こちらの記事を読まれた方もいらっしゃるかと思います。 k-yahata.hatenablog.com しかし、オフをあまりとらないほうがいいケースも存在します。 ざっくり言うと、新しい何かを体にしみ込ませて…

「どれくらいやればいいか」を訊いてくる人の心理

ギターを教えていると時々、「どれくらいやればいいか」と訊かれます。 「1日何時間ぐらい練習すればいいですか?」「これを何ヶ月やればできるようになりますか?」「レッスンにどれくらい通えば上手くなれますか?」などなど。 こういった質問には、答え…

長時間の練習は無駄でしかない

時々このブログでも書いていますが、僕は長時間の練習には反対です。 というのは、実際に長時間練習して得られるものがほとんどなかったからです。 それどころか、筋肉の疲労や、余計なイライラなど、マイナスの方が多く感じられます。 長時間がどれくらいを…

ミュージシャン目指すなら若いうちから練習の虫にならない方がいい

ミュージシャンになるためには、死ぬほど練習しないといけません。 まあこれは間違いないです。 ただ、「死ぬほど」の練習を若いとき(10代半ばとか)に行うのもどうかと思います。 なぜかというと、若いうちは見識が甘いし、耳も肥えていないからです。 …

昔は娯楽が少なかったから楽器の練習に集中できたなんてことはない

時々、「今は娯楽が多いから若者が楽器の練習に集中するのは本当に困難」といった意見を目にします。 さらに、「昔は娯楽が少なかった」と、さも昔の人間が環境のおかげで楽器の練習に集中できたような意見に発展することもあります。 で、78年(昭和53…

学ぶ=まねぶ(真似をする)はいいとして、じゃあ”何を”まねするの?真似してどうするの?

よく、学ぶ=まねぶ(真似をする)といわれ、何かを学ぶためには真似から入るべきだとか、あるいは最初は真似でいいんだよ、みたいなことが言われます。 しかし、こういった意見を見聞きすると、いつももやっとしてしまいます。 なぜなら、そこに「じゃあ何…

音楽は体感しながらでないと身につかない

前回、僕はレッスンでプリントなどを全く渡さないと言いました。 理由などはこちらを参照してください。 k-yahata.hatenablog.com あとひとつ、前回書き忘れたことがあります。 人は音楽を学ぶとき、体感がないと身につかないということです。 例えば、プリ…

なんのために音楽を勉強するのか?

なんのために音楽を勉強するのか? なんのために名曲、名演を聞きまくるのか? そこにはふたつの目的があると思います。 ひとつは、既にあるものを吸収し、それらを自分のものにするため。 もうひとつは、ないものを見つけるためです。 一般的な勉強とは、前…

楽器の練習時間は設定しなくていい

楽器を練習している人は、恐らく「今日は○時間やる」とか「○時までやる」と決めて行っているでしょう。 個人的には、そういったことは一切決めなくていいと思います。 特にアマチュアの人。 ではどうすればいいかというと、やりたいだけやってやめたければや…

脱力の正しい練習方法 脱力を行うとき、多くの人が間違えていること

僕のブログを読んでいる方で、脱力の練習をしている方は多いでしょう。 では、どのように脱力しようとしていますか? もしかして、最初からいきなり力を抜こうとしていませんか? はっきり言います、それは無理です。 なぜ無理かというと、そもそも緊張とは…

耳コピはいきなりはじめてもできない まず何からはじめればいいのか?

譜面を使わずに耳コピをしたり、耳コピの練習をする人は多いと思います。 その際、いきなり音を取ろうとしていませんか? そうするとつまずきやすいと僕は思います。 耳コピを行う前(音を取る前)に必ず行っておくべきことがあります。

エレキギターを正しく習得するための3つの条件

最近機材を少し変えて、改めてエレキギターについて思うところがあったので書いておきます。 エレキギターを正しく習得するためには、次の3つの条件が必要となります。 1、まあまあのギター 2、いいアンプ 3、大音量で弾ける環境 この3つが揃っていると…

ギタリストはPCを使った練習をやめよ

ギターを教えていて、ちょっと怖いなと思うことがあります。 それは、「一度も人と合わせたことがない」という人が年々増えていることです。 10年以上一人で弾いてますという人もめずらしくありません。 で、何をしてきたのかと訊くと、PCでオケを流し、そ…

オフが苦手なミュージシャンは全然違うことをやってみよう 脳から考える上達法

以前、DMNについて書きました。 k-yahata.hatenablog.com こちらはオフを取ろうという趣旨で書いたのですが、実は僕自身オフを取ることがけっこう苦手です。 色々と頭に浮かんだことをついやってしまいますし、そもそもレッスンやその準備もあるので、丸1日…

ギターの練習に絶対必要な三つのこと

僕はインストラクターとして、練習の研究もよくします。 ただ単に自分の練習として何かを行い、弾けるようになったらOK!なのではなく、それを習得する過程をよくよく観察し、何をやったらよくなってきたのか、逆にどうやったら行き詰まるのか、などをペース…

何をどれぐらいやればいいのか、と訊く人は練習に対するイメージを単純化しすぎている

目標とする技術や技能を習得するにあたって、何をどれだけやればいいかを詳しく訊いてくる人がいます。 まあ、レッスンなら当然かもしれませんが、そういう人を見るとちょっと残念に思います。 何をやるか。 これはまあいいでしょう。 しかし、どれくらいや…

遠回りすることの安心感 技術の習得は遠回りしておいた方が後々安心できる

技術の習得というと、どうしても近道とか最短距離で、という点に話が集中します。 まあ、早くて楽な方がいいに決まってますが、それだと後々必ず苦労します。 早く上達して後で苦労するか、遠回りして後で楽するか、一見同じようですが、前者の方がやばいで…

ギターの上達と練習時間が比例しないというのは、一定の練習量を超えてからの話

ギターの上達と練習時間は比例しない、という話を何度かしてきました。 しかし、これについて誤解されているかもしれないので、追記しておきます。 上達と練習時間が比例しないのは、ある練習量を超えてからの話です。 例えば、1000時間練習した人と10…

人は強制されなければ成長(上達)しない

タイトルからして反感買いそうですが。 人は強制されなければ成長はしません。 この場合の”成長”には、楽器や何かの”上達”も含みます。 何かの初心者も、中級者も、上級者も、一流でもそうです。 まず、人がどう成長するのかを考えてみましょう。 単純に説明…

楽器の練習において、絶対に忘れてはいけないこと

楽器の練習とは、他の芸術やスポーツと違って、本番と著しく違うという性質があります。 というのは、楽器の練習(エクササイズや、楽曲の練習)は必ず一人で行うからです。 そこには合わせるアンサンブルもなく、練習内容はときに楽曲ですらなく、当然聞か…

楽器の練習がつまらない理由 練習の先に何があるのか?

楽器の練習を「つまらない」と感じる人と「おもしろい」と感じる人がいます。 ざっくり分けると、アマチュアでそこそこ弾ける人ほどつまらないと感じ、プロでキャリアも長い人ほどおもしろいと感じるようです。 もちろん逆もありますが。

プロのギタリスト(ミュージシャン)は何を練習するのかというお話

プロミュージシャンは、時間さえあればずーっと練習したり、音楽について何か考えたり、試したりしている、そしてそれは楽しいからやってるだけだと書きました。 では、もう少し具体的に、プロミュージシャンは何を練習し、何を考えているのでしょう?

プロのギタリスト(ミュージシャン)がどれくらい練習してるかというお話

プロを目指している人の中には、プロになったらもう練習しなくていいと思っていそうな人がわりといたりします。 あるいは、練習とはプロになるまでにやることで、そこで獲得した技術や能力でその後ずっと勝負するものだと思っているのかもしれません。 僕は…

エクササイズはどんなフレーズを弾くかではなく、何のためにそれをやっているのかが大事

エクササイズについては「ギタリスト身体論」でも書きましたが、改めて。 一般的なギターの教則本では、「エクササイズ」と称して様々なフレーズやエチュードなどを掲載しています。 それらは概ね、<ピッキング強化のエクササイズ>だとか、<フィンガリン…

自分の都合で楽器を練習しても上達はしません

ギターを教えていると、二種類の人がいることがわかります。 自分の都合で練習する人と、そうでない人。 レッスンよりも自分の都合を優先する人と、そうでない人。 前者は上達しません。

エレキギターを弾く際は、「弾いている実感」をまず疑うべし

レッスンでは、まずピッキングやフィンガリングの基礎として脱力を教えています。 ざっくり言えば、どれだけソフトに弾くか、ソフトに弾くとどうなるか、ということです。 もちろん、ソフトに弾くといいことずくめです(その辺は「ギタリスト身体論」などを…

楽器のフォームの癖を直すためには、「気持ち」まで掘り下げないといけない

演奏のフォームを直すことは、ほぼイコール身体の使い方を直すということです。 が、それだけでは十分ではありません。 というのは、楽器の癖は自分が「こう弾きたい」という欲求から生まれてくるからです。 例えば、ロック系のギタリストならほぼ100%皆…

楽器の練習はたくさん失敗しておいた方がいい

ギターを教えていると、ほぼ100%の人は以下のように思っていることがよくわかります。 ・できるだけ早く上達したい ・できるだけ失敗はしたくない まあ僕もキッズの頃はそう思っていましたが、なかなかそう上手くはいかず、失敗や遠回りの連続でした。 …

楽器の練習の基本と実践

僕は、楽器の練習は「基本」と「応用」のふたつしかないと現在は考えています。 「基本」は身体操作です。 ギターであれば、まず楽器をどう構えるか、ピックをどう持つか、弦をどう押さえるか、どう弾くか、そのとき体をどう使うべき(体がどう使われるべき…

楽器を練習できない理由をひとつでも挙げられる人は練習したくないだけ

「楽器をもっと練習したいけど……」 そういう人はたくさんいます。 そして彼らは、楽器が練習できない理由を即座にいくつも挙げられます。 時間がない、疲れた、何を練習したらいいのかわからない、遠回りしたくない、などなど。 そして、話はそこで終わりま…

スケールが音楽になるのではなく、スケールを音楽にする

音楽教育の場では、あたかもスケールがそのまま音楽になるといった体で教えられていますが、それは間違いです。 ただ単にスケールを上下しただけでは音楽に聞こえない、ソロやアドリブには聞こえないというのは、ちょっと音楽をかじれば誰でもわかります。 …

楽器を「練習」するのではなく、「稽古」しよう!

ギターを教えていると、皆一様に「できたい」「先に進みたい」という願望があることを痛感します。 まあ、当たり前といえば当たり前ですが、この「できる」「先に進む」ということには以外と中身がなかったり、落とし穴があったりすることが多く、逆に、「で…

楽器の上達と無意識反応(仮説)

速弾き研究も佳境にはいってき、新しいテーマとして「道具(楽器)と意識」が見えてきました。 以前にも書きましたが、人は道具を扱う際、無意識的になんらかの反応を起こしてしまいます。 例えば、ペンで文字を書く場合。 軽く握って軽く紙に当てれば文字が…

最短時間で上達しても失敗から学べないので意味がない

巷には、「最短時間で上達」といった練習メソッドが氾濫しています。 読んだわけではありませんが、そういったメソッドでは、失敗や回り道を回避し、正解だけを合理的に練習することを目指しているのだと思われます。 僕は何度も言っていますが、この方法論…

ギターを弾いていてついてしまった自分の癖を自分で矯正する方法

演奏時の癖を自分で見つけ。矯正する方法をお教えします。 1、曲の中で弾けない箇所を見つける ただ単に「ソロが弾けない」とかではなく、ソロのどの部分がどういう風に弾けないのか(左手が追いつかない、ピッキングが詰まるなど)をできるだけ細かく分析…

デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)と練習の関係

以前反響のあったDMNについて。 k-yahata.hatenablog.com さらっとご説明すると、練習しているときに上達するのではなく、練習を休んでいるときに脳がそれまでの練習を整理してくれ、上達する、だからオフが大事というお話。

「できない」を突き止めておくと、武器にはならないが防具や地図にはなる

僕はある時期から、ギターレッスンや奏法研究のため、「できない」ことをはっきりと突き止めるようにしてきました。 例えば、速弾きのピッキングで、ここをこう使うとできない、などです。 そして、その「できない」を徹底的に練習します。

速弾き練習の盲点 力みの連鎖

フレーズは弾けるのにいざと通しでソロを弾いてみると必ず詰まる箇所がある、ということは多いかと思います。 僕もTrilogyを練習していてそういう部分がいくつかありました。 それを克服するための練習法を探っていくうちに、あることに気がつきました。

速弾きで腕を壊す可能性について

速弾きは、ざっくり言うと二種類あります。 ひとつは弾けている速弾き、もうひとつは、弾けてしまっている速弾きです。 弾けている速弾きとは、体を無理なく使い、リラックスした状態で弾けているもの。 弾けてしまっている速弾きとは、力みや無理なフォーム…

楽器の合理的な演奏について 技術の合理化はゴールではない

2009年に「ギタリスト身体論」を刊行して以来、いろんな意見に耳を傾けてきました(傾ける必要のないものも一応)。 ギタリスト身体論 ー達人に学ぶ脱力奏法ー 作者: 八幡謙介 出版社/メーカー: 中央アート出版社 発売日: 2009/10/02 メディア: 単行本(…

何かを練習する際、最初から「弾ける」を目指すのはやめよう

前から言っていますが、楽器の練習において、「弾ける」は一番最後にできればいいことです。 そして、「弾ける」ようになるためには、「(あえて)弾けない、弾けていない」から入らないと後で必ず問題が起こってきます。 例えば、ある難しいフレーズを練習…

練習の目的は正しく弾くことなのか?

楽器を練習する目的について。 一般的には、まずちゃんと楽器を弾けるようになり、正確なタイムとアーティキュレイションで演奏できるようになってから徐々に個性を付けていきましょう、と指導されます。