八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

ピッキング

自分のピッキングを持っていることのメリット

自分のピッキングを持つことにどんなメリットがあるのか? 個性がつくれる 演奏が安定する 上達する その他いろんなメリットがあります。 中でも一番便利なのは、機材選びに迷わなくなることです。 自分はいつでも必ずこうピッキングしているというスタンダ…

Tokai81年製レスポールを弾いてみた

横浜ギター教室にて、生徒さんがお持ちのTokai81年製レスポールタイプを弾いてみました。 一発音を出した印象は「お、太い!」。 ミッドからローあたりがズゴーンと前に出る感じで気持ちいいです。 サウンドはレスポール特有のゴリっとした感じとちょっとヒ…

ギターにおけるピッキングの練習は、ピッキングラインを把握し、整えるために行うもの

ギターを弾くために、ピッキングの様々な訓練があります。 フォーム然り、エクササイズ然り、サウンドや発音の研究然り。 ではそれらは何のために行うのでしょうか? 速弾きができるようになるため? 表情豊かなピッキングを獲得するため? タイムを正確にす…

ギターのフォームの矯正で難しいのは、どんな動きを習得するかではなく、動かしてはいけない部位を動かさないこと

横浜ギター教室に、以前にもましてフォームを習いに来る人が増えてきました。 僕が4年かけて開発した新しいピッキングフォームに興味を持ってもらえるのは嬉しいかぎりです。 教えていて改めて感じるのは、何を習得するかよりも、やったらダメなことをやら…

ミュージシャンが自分の演奏フォームに理論を持つことの意義

エレキギターという楽器は、誕生から2019年現在までフォームや奏法についての理論が存在しませんでした。 現在セオリーとされているいくつかのフォームも、時間をかけて自然と集約されたものであり、なぜそうなるのか、なぜそうするべきなのかといった疑…

正しく練習すればピッキングのスピードはいきなり上がる

速弾きをやっている人で、ピッキングのスピードは段階的にしか上がっていかないと思っている人は多いと思います。 しかし実はそうでもありません。 フォームや練習方法、タイムのとらえ方などを正していくと、いきなりボンっとピッキングのスピードが上がる…

ピッキングで知らない間に小指が力む癖がついていた

ピッキング研究が3年ちょっとで一端終わり、新しいピッキングは完成したんですが、その後どうしても微調整がうまくいかず、リハビリをしていました。 新しいピッキングは親指の使い方がポイントなのですが、それがあとちょっとのところでうまくいきません。…

テレキャスターはひたすらソフトピッキングすればいい音が出る

先日横浜ギター教室にて、生徒さんの70年代のテレキャスを弾かせてもらいました。 テレキャスは久々だったので、あれこれとピッキングを試していると、ひたすらソフトに弾く方がいい音がするとわかりました。 ストラトのように芯のある音を出そうとすると…

ES-335(ヴィンテージ)を弾いてみた

横浜ギター教室のレッスンにて、生徒さんがお持ちのヴィンテージGIBSON ES-335を弾かせてもらいました。 以前ヴィンテージのストラトを弾いたときも感じたことですが、ヴィンテージギターは基本、弾き手がかなり頑張らないといい音しません。 GIBSON ES-335…

イングヴェイ研究終わり

3年半ほど前からイングヴェイの研究をしてきましたが、今日終了しました。 といっても全部わかったとかイングヴェイなんでも弾けるということではなく、イングヴェイのピッキングから抽出できる普遍的なロックピッキングのフォーム、発音、身体操作などが僕…

ピッキングのラインを二次元ではなく三次元で捉えると問題が見えやすくなる

ピッキングの研究をずっと続けていますが、ここ数ヶ月問題が発生し、それをクリアする過程で改めてわかってきたことがあります。 ピッキングで行き詰まる原因の多くは、ピッキングのラインを二次元で捉えているからです。 言い換えると、ピッキングを線で捉…

速弾き練習でゆっくりから徐々に弾かないといけない理由

速弾き練習でよく「ゆっくりから徐々に弾く」とレクチャーされたりします。 横浜のギター教室でもそう教えることもあります。 ここで、改めてもう一つゆっくりから弾かないといけない理由を述べておきたいと思います。 フォームが未完成なうちから速いピッキ…

ギターで1〜3弦の右手ミュートは結構使える

低音弦の右手ミュートは大体誰でもできると思いますが、意外と語られることのないのが1〜3弦の右手ミュートです。 そんな細い弦をミュートしてしまったらろくに音も出ないんじゃないかと思ってしまいますが、意外と使える場面はたくさんあります。 ファンク…

ピッキングの脱力を目指すならイングヴェイの右手を徹底的に観察しよう

2年半ほど前にピッキングの研究を始めてから、とりあえず基準をイングヴェイとしてきました。 イングヴェイ・マルムスティーン - Wikipedia なぜイングヴェイかと言うと、僕が知っている限りで最も脱力できているロックギタリストだからです。 ですからその…

フェンダー ブルースジュニア 評価の高い真空管アンプをレビュー

先日、機材を売ったお金でフェンダーのBlues Juniorを購入しました。 定価は6万円ほどですが、中古はたくさん出回っているので、フリマアプリを根気よく巡回すれば半額位で見つかります。 ちなみにこの機種はいろんなモデルがあるらしく、僕が購入したのはメ…

ギターを弾くときに出る痛みは危険信号なので絶対に耐えてはいけない

新しいピッキングを試していて、親指の使い方がだいぶわかってきたのですが、人差し指の使い方に迷っていました。 そしてある時から関節にうっすらと痛みを感じるようになりました。 今まで23年間ギターを弾いてきて一度も感じたことのない痛みでしたが、弾…

脱力してギターが弾けていると思い込んでいるのは、力みが常習化しているだけ

人はおおむね、自分ではリラックスして弾けていると勘違いします。 明らかに力んでいるフォームで弾いている人でも、楽だとか、力は抜いていると言います。 それは、力みが常習化し、当たり前になっているだけです。 例えばギターだと、親指を曲げて弾くピッ…

イングヴェイのピッキングの謎 速いのに音がでかいという矛盾

速弾き研究をやってきて、ある段階からなぜかイングヴェイ研究になってきたのですが、とりあえず彼のピッキングについてまとめておきます。

ジャズギターがつまらない理由 8 実はギターではスゥイングし辛い

ジャズには独特のリズムがあります。 それがスゥイングです。 分からない場合は、シャッフル(タッカタッカと跳ねるリズム)と似たようなものだと思ってもらって結構です。

シングルコイルの手、ハムバッカーの手

ここ1年ぐらいで、ギター動画を観ていると「ああこの人はシングルコイルの手だな」とか「ハムバッカーの手だな」というのが分かるようになってきました。 それぞれのギターをきちんと弾きこなすためには、全く違うピッキングが必要となります。