八幡謙介ギター・音楽教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介が音楽やギターについてつづるブログ

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アドリブ

アドリブで最大の見せ場はコーラスをまたぐこと

アドリブの初期段階では、小節にかっちりと納まるように弾く人が多いです。 そこから意識的に小節をまたげるように訓練します。 また、ジャズなどある程度コード進行が動く音楽なら、コードを無視できるようにも訓練します。 そうすることでアドリブがよりこ…

アドリブのレッスンは寸評されて終わり、というケースが多いので、僕はそうしないようにしている

これまでいろんな人にアドリブを教わってきましたが、日本でもアメリカでも、自分が弾いたことに対して寸評するだけという人が多かったのを覚えています。 よかったよ、弾けるようになってきたね、ⅡーⅤちゃんと弾けてたよ、ちょっと音が多すぎるかな、もっと…

ⅡーⅤーⅠのフレーズで本当に大事なのはⅡの前とⅠの後

ⅡーⅤーⅠフレーズを練習し、曲にはめ込むということは、ジャズのアドリブを習得する上で欠かせません。 僕もレッスンで生徒さんがある程度アドリブが分かってくると、必ずⅡーⅤーⅠを教えます。 その後に崩す方向に持って行くのですが、それはまた別の話。 ⅡーⅤーⅠフ…

日本人がジャズを演奏するとき、一番難しいのはエンディング 

日本人がジャズを演奏するとき、最も難しいのがエンディングです。 なぜなら、エンディングをきっちり成立させるためには、強い意志と強引なディレクションが必要だからです(事前に打ち合わせができる場合はまた別の話。今回はセッションの流れでぶっつけで…

ジャズの演奏で「歌っている」の基準は?

ジャズでは、楽器の演奏が「歌っている」ことが重要視されます。 ただこれはミュージシャン用語なので真意を掴むことがかなり難しく、だいたいは間違った方向で理解してしまいます。 その最たるものは、歌っている=流麗なフレージング、です。 あるいは、曲…

ジャズのアドリブを進化論と捉えると、シンプルで効果的なフレーズを弾くのに罪悪感が芽生えてやっかいになる

ジャズのアドリブには独特の進化論があります。 まずキーのスケールかペンタから入って、コードスケールを覚え、コードーンを使えるようになり、ⅡーⅤフレーズが弾けるようになったら一人前……。 こんな流れがあって、しかもそれは不可逆的でないといけないとい…

ジャズのアドリブは今すぐ誰でもはじめられる

近年ジャズを習いに来る人が増えてきました。 レベルは未経験者からかなりのベテランまで幅広いです。 中でも初心者の方の悩みはほぼ全員共通しています。 一言でいえば、情報量への疲弊です。 それも、アドリブがはじまる前に消化しなければならない(とさ…

ジャズのアドリブにおける勘違い シーツ・オブ・サウンドはジャズの総意ではない

ジャズのアドリブがある程度できるようになってくると、必ず「より沢山の音数で、より多彩なフレーズ を弾かなくてはならない」という強迫観念にかられます。 そうして気がつけば休符がなく、音数だけやたら多いけど脈略がないソロになってしまい、またそう…

ジャズのアドリブ中に必ず出現する二択、「安定」か「不安定」のどちらを選ぶか

ジャズがある程度弾けるようになってくると、必ずどこかで次の二択を選ばなくてはならない瞬間が訪れます。 ソロを弾き始めて2~3コーラス目、ここから新しい展開が欲しいという場面で、 選択肢A 「安定」 新しい展開に行きたいけどいまいちそれが作れず、…

ジャズにおける意志の伝達の上中下

ジャズにおいて意志の伝達が重要であることは以前書きました。 k-yahata.hatenablog.com これをもう少し具体的に解説します。 例えば自分のソロを終えるとき、『はい、ソロ終わったよ、誰か次弾いてね』という意志を伝達しなければなりません。 このとき、ざ…

ジャズの演奏には「意思の伝達」の訓練が必要不可欠だが、学校や教室ではそれを教えていない

即興で行うジャズの演奏には「意思の伝達」が必要不可欠となります。 例えば、イントロを出し、『はい、ここから入ってください』という意思の伝達、『今から自分がソロを弾きますよ』という意思の伝達、『ここ、盛り上げたいのでよろしく』という意思の伝達…

アドリブにおける休符の意義 なぜ休符を入れるのかが分かれば休符をデザインしやすくなる

アドリブがある程度出来るようになってくると必ず、休符をどう入れるかが課題となってきます。 単純に休符が全然無いというケースや、休符はあるけど効果的に活用できていない、などなど。 そもそも、なぜ休符を入れるのかを考えたことがありますか? そこが…

アドリブ中級者が克服するべき「○○感」

アドリブがある程度できるようになってくると、次のような症状が必ず出てきます。 中級者のアドリブは、それらを克服することが課題となります。 コード追っかけてる感 どちらかというと初心者に近い症状です。 ペンタ一発、スケール一発から脱却しはじめて…

アドリブでコード進行が俯瞰で見えたときにできる具体的なこと

前回の続きです。 k-yahata.hatenablog.com 例えばC△7からA7に行くとします。 このとき、俯瞰できていない人はC△7を弾いているときはC△7しか見えていません。 そしてA7に入った瞬間、あるいはちょっと遅れてからA7を認識すると思います。 そうなると、フレー…

アドリブするとき、”今”弾いているコードに没頭してはいけない

アドリブがある程度できるようになってき、コードトーンも的確に使えるようになってくると、じゃあそろそろ小節をまたいでみよう、コードとコードの境目を崩していこう、となります。 しかし、これがなかなかできません。 なぜなら、初心者から中級者は”今“…

ジャズとⅡーⅤについて 「ⅡーⅤを弾ききる」は実はフュージョン的発想

ジャズというとⅡーⅤと言われますが、ビバップをよくよく聞き込むと、実はそうでもないことがわかります。 ⅡーⅤなのにシンプルなメロディを弾いていたり、教科書みたいにⅡーⅤーⅠときっちり弾ききっていなかったり、あるいは完全に無視していたり……。 そして、聴い…

ジャズの学びに不可欠な「到達→破壊」というプロセスについて

教室にジャズを学びにくる生徒さんが増えて、僕自身も改めてジャズを教えながらジャズを学んでいます。 そんな中、浮き彫りになってきたのがジャズに絶対必要な「到達→破壊」というプロセスです。 例えばⅡーⅤフレーズで考えてみましょう。 ジャズ初心者の人は…

アドリブをフレーズの数や多彩なアプローチで習得しようとすると必ず行き詰まる

アドリブの習得法として、数で攻めるという方法があります。 例えばフレーズを100個も200個も覚え、それらを次々に投入する。 あるいは多彩なアプローチを覚え、次々に変化していくという方法。 いずれにせよ、これらは数の論理です。 より多くの何か…

アドリブをする際、出したフレーズにちゃんと責任を持つようにしよう

最近アドリブ経験者の入会が増えていますが、そうした人たちに「出したフレーズに責任を持つ」という話をすると、必ず深く頷いたり一瞬フリーズしたりと、何らかのリアクションがあります。 やったことや考えたことはないけど、なんとなく心当たりがあるので…

ⅡーⅤ(ツーファイブ)練習の総仕上げにHave You Met Miss Jonesを弾いてみよう

ジャズを学んでいる人はⅡーⅤの練習をしていると思います。 やり方に関しては色々と言いたいこともあるんですが、今はとりあえず置いておき、ⅡーⅤをある程度弾きこなせるようになってきたら、一度総仕上げとしてHave You Met Miss Jonesを弾いてみましょう。 ご…

ジャズを学ぶ際、記号の処理能力で自分のレベルを測るのはやめたほうがいい

少し前に質問箱にもありましたが、ジャズには、どの曲が弾けるようになったら脱初心者か、どれが弾けるようになったら上級者かという考え方があります。 この考え方はやめておいた方がいいです。 なぜならこれは、記号の処理能力=ジャズの演奏レベルという…

ジャズのアドリブで重要なのはコーラス終わり

拙著「アドリブの入り口」でも書いていますが、 ギタリストのためのアドリブの入り口 ゼロから始めて誰でも学べる画期的アドリブメソッド 作者: 八幡謙介,藤田哲也,ハント鈴加 出版社/メーカー: 中央アート出版社 発売日: 2013/04/11 メディア: 楽譜 この商…

ジャズのテーマを解体して弾くとしたら、オリジナルを無視し、最初から自己流でいいのではないか?

さて、ジャズが弾けるようになってきた人、自分だけのプレイを模索している人は、だいたいテーマを解体して弾こうとします。

ジャズの演奏でテーマに”意思”を持たせる方法

テーマをただ弾くだけじゃなく、そこにちゃんと”意思”を持たせるにはどうすればいいのでしょうか? まず、歌ものは簡単です。

ジャズを弾く際、テーマに意思があるか? 

ジャズの演奏では、テーマが大事だよとはよく言われますが、実際にはテーマはないがしろにされています。 僕自身いろんな人に習ってきましたが、「テーマが大事だ」とはよく言われていたのですが、では何が大事なのか? どう大事にすればいいのか? テーマを…

アドリブの「練習してきました感」を消す工夫をしよう

アドリブであまり語られないトピックとして「練習してきました感」というのがあります。 僕自身誰かから聞いたわけではないので、たぶん僕の造語です。 とはいえ、誰でもぼんやりとは考えたことがあると思います。 「練習してきました感」とは、あるフレーズ…

コードトーンのアドリブは、一度使い方を覚えてから今度は使わないことを覚えないといけない

コードトーンを使ってアドリブをしたい、でも上手くできない、というご相談がよくあります。 まず大事なのは指板上のコードトーンをアルペジオで見るのではなく、コードそのもので見ること。

アドリブは何コーラス弾いたらいいのか

アドリブを教えていると「何コーラス弾いたらいいんですか」とよく訊かれます。 また、それじゃあまりにも短すぎるよという尺で終わる人もいます。 もちろん状況によっては12小節の曲を1コーラスずつ回ることもあるでしょう。 逆に往年のコルトレーンみた…

アドリブでコードトーンが使えないのは、それ専用のアルペジオを作ろうとするから

アドリブでコードトーンを入れたい、でもいまいちどうやったらいいのかわからないという人はかなりいます。 今回はなぜそれができないかという話。 結論から言うと、コードトーンを使ったアドリブを想定し、それ用のアルペジオなどを練習しているからです。 …

Ⅱ-Ⅴ-Ⅰをパッケージで弾くのはバップよりもフュージョンの文脈に近い

ジャズを学ぶ過程で必ずⅡ-Ⅴ-Ⅰの弾き方を学びます。 もちろんそれは重要なことなのでしっかり学んでおくべきなのですが、これをひとつのパッケージとして学んでしまうと色々やっかいなことになってきます。 よくあるのが、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰだけやたらと流暢で、それ以外…