八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介が音楽やギターについてつづるブログ

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アドリブ

アドリブをフレーズの数や多彩なアプローチで習得しようとすると必ず行き詰まる

アドリブの習得法として、数で攻めるという方法があります。 例えばフレーズを100個も200個も覚え、それらを次々に投入する。 あるいは多彩なアプローチを覚え、次々に変化していくという方法。 いずれにせよ、これらは数の論理です。 より多くの何か…

アドリブをする際、出したフレーズにちゃんと責任を持つようにしよう

最近アドリブ経験者の入会が増えていますが、そうした人たちに「出したフレーズに責任を持つ」という話をすると、必ず深く頷いたり一瞬フリーズしたりと、何らかのリアクションがあります。 やったことや考えたことはないけど、なんとなく心当たりがあるので…

ⅡーⅤ(ツーファイブ)練習の総仕上げにHave You Met Miss Jonesを弾いてみよう

ジャズを学んでいる人はⅡーⅤの練習をしていると思います。 やり方に関しては色々と言いたいこともあるんですが、今はとりあえず置いておき、ⅡーⅤをある程度弾きこなせるようになってきたら、一度総仕上げとしてHave You Met Miss Jonesを弾いてみましょう。 ご…

ジャズを学ぶ際、記号の処理能力で自分のレベルを測るのはやめたほうがいい

少し前に質問箱にもありましたが、ジャズには、どの曲が弾けるようになったら脱初心者か、どれが弾けるようになったら上級者かという考え方があります。 この考え方はやめておいた方がいいです。 なぜならこれは、記号の処理能力=ジャズの演奏レベルという…

ジャズのアドリブで重要なのはコーラス終わり

拙著「アドリブの入り口」でも書いていますが、 ギタリストのためのアドリブの入り口 ゼロから始めて誰でも学べる画期的アドリブメソッド 作者: 八幡謙介,藤田哲也,ハント鈴加 出版社/メーカー: 中央アート出版社 発売日: 2013/04/11 メディア: 楽譜 この商…

ジャズのテーマを解体して弾くとしたら、オリジナルを無視し、最初から自己流でいいのではないか?

さて、ジャズが弾けるようになってきた人、自分だけのプレイを模索している人は、だいたいテーマを解体して弾こうとします。

ジャズの演奏でテーマに”意思”を持たせる方法

テーマをただ弾くだけじゃなく、そこにちゃんと”意思”を持たせるにはどうすればいいのでしょうか? まず、歌ものは簡単です。

ジャズを弾く際、テーマに意思があるか? 

ジャズの演奏では、テーマが大事だよとはよく言われますが、実際にはテーマはないがしろにされています。 僕自身いろんな人に習ってきましたが、「テーマが大事だ」とはよく言われていたのですが、では何が大事なのか? どう大事にすればいいのか? テーマを…

アドリブの「練習してきました感」を消す工夫をしよう

アドリブであまり語られないトピックとして「練習してきました感」というのがあります。 僕自身誰かから聞いたわけではないので、たぶん僕の造語です。 とはいえ、誰でもぼんやりとは考えたことがあると思います。 「練習してきました感」とは、あるフレーズ…

コードトーンのアドリブは、一度使い方を覚えてから今度は使わないことを覚えないといけない

コードトーンを使ってアドリブをしたい、でも上手くできない、というご相談がよくあります。 まず大事なのは指板上のコードトーンをアルペジオで見るのではなく、コードそのもので見ること。

アドリブは何コーラス弾いたらいいのか

アドリブを教えていると「何コーラス弾いたらいいんですか」とよく訊かれます。 また、それじゃあまりにも短すぎるよという尺で終わる人もいます。 もちろん状況によっては12小節の曲を1コーラスずつ回ることもあるでしょう。 逆に往年のコルトレーンみた…

アドリブでコードトーンが使えないのは、それ専用のアルペジオを作ろうとするから

アドリブでコードトーンを入れたい、でもいまいちどうやったらいいのかわからないという人はかなりいます。 今回はなぜそれができないかという話。 結論から言うと、コードトーンを使ったアドリブを想定し、それ用のアルペジオなどを練習しているからです。 …

Ⅱ-Ⅴ-Ⅰをパッケージで弾くのはバップよりもフュージョンの文脈に近い

ジャズを学ぶ過程で必ずⅡ-Ⅴ-Ⅰの弾き方を学びます。 もちろんそれは重要なことなのでしっかり学んでおくべきなのですが、これをひとつのパッケージとして学んでしまうと色々やっかいなことになってきます。 よくあるのが、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰだけやたらと流暢で、それ以外…

アドリブは最初期の段階で譜面を見ずにやってみることが大事

アドリブで譜面を見ないというのは実はかなり重要で、海外ではわりとやかましく言う講師は多いです。 しかし、残念ながら日本ではほとんどそれが伝わっていません。 これもお国柄なのでしょう。 なぜ譜面を見ないことが大事かというと、そうでないと会話にな…

アドリブでいったん手癖を増やしてから吟味し減らしていくという手法は間違い

アドリブを長年行っていると、必ずフレーズや音を減らすという方向に向かいます。 年齢から来るものなのか、洗練されてくればそうなるのか、理由はわかりませんが続けていれば必ず”減らす”方向に向かいます。 しかし、アドリブのとっかかりから一応出来るよ…

アドリブは安定期が一番怖い アドリブの「やっつけ感」について

アドリブ初心者は、とりあえず安定したアドリブを目指していると思います。 おおよそどんな曲でもロストせず、練習したフレーズを出せて、それなりにインタープレイもできる。 確かにそこに到達するだけでもかなりの努力が必要です。 また、プロを目指す人は…

好きなことをやっていれば後悔はしないが、自分の気持ちに嘘をつくと後々必ず後悔する

前回、好きなことをやっていれば成功しなくても後悔はしないと書きました。 k-yahata.hatenablog.com では逆に、後悔したことは何だろうと考えてみました。 いろいろありますが、それらの根源は自分の気持ちに嘘をつくことです。 僕はわりと好きなことややり…

「丁寧に弾く」というよくわからない価値観 音楽は丁寧に弾くものなのか?

楽器の演奏に対する褒め言葉として「とても丁寧に弾いてらっしゃいます」というのがありますが、正直、この価値観が僕はよくわかりません。 まああんまりプロの人はこれを言わないのでアマチュア同士の馴れ合いと理解していましたが、一度ちゃんと考えてみよ…

ジャズの”アウト”に対する違和感 精神のない”アウト”は必要か?

ジャズの技法として”アウト”というものがあります。 当ブログでも時折言及していますが、わざと音を外すというジャズ独特の演奏法です。 僕はこれにずっと疑問を持ってきました。 ジャズを専門的に学んだ人ならわかると思いますが、ジャズの世界では”アウト…

初心者が覚えておくべき、セッションでホストや目上の人にやると失礼にあたること

セッションには様々な作法や暗黙の了解がありますが、その中でも初心者が目上の人にやってはいけない、やったら失礼にあたることを書いておきたいと思います。 初心者の方は記憶に留めておいてください。 経験者の方は「あーおれもそれやって怒られたよw」「…

アドリブ(セッション)で「根回し」をやめるとどうなるか?

前回、アドリブ(セッション)で事前に根回しするのをやめようと言いました。 k-yahata.hatenablog.com では、「イントロは○小節で」「ここはオルタードテンションで」などの根回しをやめるとどうなるのか? ひとつひとつのプレイに対して責任が生まれます。…

アドリブする前の根回しはやめろ! アドリブが日本人に馴染まない理由

アドリブという行為やそれを主体としたジャンルは、残念ながらいつまでたっても日本人には馴染みません。 どうしてだろうとずっと考えてきたんですが、先日ふと日本人のある習慣がアドリブの習得や演奏の足かせとなっているのではないかと思い当たりました。…

「ペンタ卒業」=「もうペンタを使わない」ではない コードトーンを学びはじめてもペンタは捨ててはいけない

ある程度ペンタでソロが弾けるようになってくると、たいていのギタリストは「ペンタを卒業したい」と考え、コードトーンの使い方を勉強しはじめます。 僕もその流れを経験しましたし、レッスンでも普通に「ペンタを卒業する」と言ったり、教則本にも「脱ペン…

コードトーンを使ったソロを弾く際、多くの人が勘違いしていること

ペンタ一発のアドリブに厭きたので、そろそろコードトーンを使ったソロが弾けるようになりたいと思い、試行錯誤している人は多いと思います。 そうしたコードトーン初心者は必ずといっていいほど、「コードトーンははっきりしっかり目立つように使うべき」だ…

アドリブは最小限の予習でトライしてから最大限に復習すると上達しやすい

僕はアドリブを教える時、生徒さんに必要最小限の情報を与えてすぐに「じゃあやってみよう」と実践してもらうようにしています。 そうやったほうが上達しやすいということを経験上知っているからです。 最小限の情報しか与えないのは、これから何をするかあ…

ソロの弾き方で伸び悩んでいる人はいちど譜面にきっちり書いてみると欠点がよく見えてくる

アドリブでもそうでない場合でも、自分のソロに不満があり伸び悩んでいる人は、いちどソロを譜面に書いてみると見えてくるものがあります。 アドリブの場合はきっちり弾いたものを後から譜面にする、そうでない場合は譜面に書きながらソロを作ってみる。 そ…

アドリブ中級者はローポジションとハイポジションの行ったり来たりをやめよう

ギターでアドリブをする際、慣れてくるとローポジションとハイポジションを頻繁に行ったり来たりする人がいます。 いろんなポジションを使えた方がアドリブに幅が出るような気がしますが、行ったり来たりすることによるデメリットも存在します。 ローポジシ…

ロックギタリストがアドリブするときの問題点

アドリブを教えていると、それぞれの生徒さんのバックグラウンドが見えてきます。 そしてそのバックグラウンドは、どちらかと言うと足かせになっていることが多いようです。 特に、ロックギタリストが黒人音楽の文脈でアドリブしようとする時、ロックの癖が…

アドリブで「◯◯が使える」という、ジャズ特有の自分本意な考え方

ジャズの人はよく、アドリブを説明する際、「ここは◯◯が使える」ということを口にします。 「コンディミが使える」とか「オルタードが使える」、「♯9thが使える」等々。 またジャズを習う人も、ここのコードで「何が使えるか」ということを質問したりします…

ドレミ(ダイアトニック)をジャズにできない人は記号に頼っている

複雑なスケールを駆使しないとジャズにならないと思っている人、あるいは複雑なスケールを使うことでインスタントにジャズになると思っている人は多いようですが、実際は全くそうではありません。 ドレミだけでジャズにすることは可能ですし、むしろそういう…