八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

修行システムの是非について 自分のレベルを階層化し、その特性を考えると修行システムの意義が見えてくる

どんな分野でも、レベルアップするためには謙虚さと忍耐が必須です。 そのためにはいわゆる「修行」が必要であると僕は考えます。 以下それを具体的に説明します。 どんな分野でも、今の自分のレベルでは見えない、理解できない、存在すら予感できないという…

お墨付きをもらわないと価値を判断できない人は芸事で生き残れない

25~6年ギターを弾いてきましたが、その中で折に触れ「ん?」と思う人がよくいました。 それは、誰かのお墨付きをもらわないと価値を判断できない人です。 自分より上の人にしょっちゅう「誰それって上手いんですか?」とか「このアルバムってどうなんで…

アドリブで最大の見せ場はコーラスをまたぐこと

小節をまたぐ アドリブの初期段階では、小節にかっちりと納まるように弾く人が多いです。 そこから意識的に小節をまたげるように訓練します。 また、ジャズなどある程度コード進行が動く音楽なら、コードを無視できるようにも訓練します。

自分のピッキングを持っていることのメリット

自分のピッキングを持つことにどんなメリットがあるのか? 個性がつくれる 演奏が安定する 上達する その他いろんなメリットがあります。 中でも一番便利なのは、機材選びに迷わなくなることです。 自分はいつでも必ずこうピッキングしているというスタンダ…

TVアニメ「ダンベル何キロ持てる」の主題歌「お願いマッスル」が癖になる

TVアニメ「ダンベル何キロ持てる」の主題歌が癖になるので紹介します。 www.youtube.com 最近はアニメの主題歌もザ・アニソンみたいな曲が少なくなって、変にカッコつけたりアーティスティックなもの(しかし微妙に作品とマッチしていない)が多いことを残念…

Tokai81年製レスポールを弾いてみた

横浜ギター教室にて、生徒さんがお持ちのTokai81年製レスポールタイプを弾いてみました。 一発音を出した印象は「お、太い!」。 ミッドからローあたりがズゴーンと前に出る感じで気持ちいいです。 サウンドはレスポール特有のゴリっとした感じとちょっとヒ…

ⅡーⅤーⅠのフレーズで本当に大事なのはⅡの前とⅠの後

ⅡーⅤのいかにも練習してきました感 ⅡーⅤーⅠフレーズを練習し、曲にはめ込むということは、ジャズのアドリブを習得する上で欠かせません。 横浜ギター教室のレッスンである程度アドリブが分かってくると、必ずⅡーⅤーⅠを教えます。 その後に崩す方向に持って行くの…

夏になったらいきなりMartinの音がよくなった

Martinのアコギを持っているんですが、これがかなりのだだっ子で、ちょっとした気候の変化ですぐに音が悪くなります。 今年の長い梅雨ではずっと湿ったような音がしていて、特にローが全然出なくなっていました。 それが、梅雨が明けてから弾いてみるとなん…

二十代後半で必ず謎の万能感が訪れるので、その時に頭を押さえてくれる人が必要

以前どっかで書いた覚えがありますが、人はなぜか二十代後半ぐらいで謎の万能感に襲われます。 自分はもう何でも知っている、何でもできる、やりつくした、といった感覚です。 もちろんこれは錯覚なのですが、二十代後半という独特の年齢からそれに気づかず…

遠く遠く/槇原敬之 歌詞解説

サビからはじまるパターン。 ここでまずこの歌詞の主題がはっきりと提示されています。 夢を見て上京した青年、遠く離れた故郷にいる仲間たち、彼らにも自分の存在が「わかるように」きっと成功してみせるぞという決意を表明した歌です。 ポイントは、「力い…

創作活動をめんどくさいと感じない人はたぶん好きの範囲内でしかやってない

僕はこれまでいろんな形で本を書いてきました。 教則本、小説、エッセイ的なもの……。 人から見たらさぞかし文章を書くのが好き、本を書くのが好きなんだと思うかもしれませんが、正直そこまで好きでもありません。 なぜなら、めんどくさいからです。 世の中…

表現する側にいるのにじっと代弁者を待っている人

本来表現する側なのに、なぜか自分の意見を言わず、代弁者をじっと待っている人がいます。 SNSなどの言葉としてもそうだし、表現としてもそういった姿勢の人はいます。 そうして、自分が言いたかったことを言ってもらえたら「よくぞ言った!」と賛同する。 …

ヴォイシングって何? ギターにおけるヴォイシングとは

ランキング参加中音楽 音楽用語でヴォイシングというものがあります。 ギタリストは意外と知らない人もいたり、名前はしってるけど具体的に何のことなのかわからないという人もいるでしょう。 ヴォイシングの特徴を簡単に説明すると、以下3点になります。 …

日本人がジャズを演奏するとき、一番難しいのはエンディング 

エンディングは難しい 日本人がジャズを演奏するとき、最も難しいのがエンディングです。 なぜなら、エンディングをきっちり成立させるためには、強い意志と強引なディレクションが必要だからです(事前に打ち合わせができる場合はまた別の話。今回はセッシ…

大きな玉ねぎの下で/爆風スランプ 歌詞解説

物語のスタート ペンフレンドの二人の恋は つのるほどに悲しくなるのが宿命 また青いインクが涙でにじむ切なく ネットも携帯もない時代、なにかのきっかけで文通をはじめた男女が手紙のやりとりを通して恋心をつのらせている。 既に「ふたりの恋」と言ってい…