八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

海外のジャズの文献をいくつか読んでみたがつまんなかったので二度と読まないと誓った

僕はジャズをはじめてから20年ぐらい、「マイルス・デイビス自叙伝」以外ほとんどジャズの文献を読んだことがありませんでした。 で、最近なぜかそういうのも読んでおくかという気になり、とりあえず日本人のジャズ評論家の文献を読んでみたのですが、 主…

ミュージシャンだけど実はライブの「一体感」が嫌い

実は僕、ライブの「一体感」というやつが苦手、というか嫌いです。 みんなで合いの手を入れたり、かけ声をかけあったり、同じ動きをしたりするのがどうも気持ち悪くて引いてしまいます。 昔からそうでした。

アーティストは20代で色々やって30代でそれらをゆっくり整理していくと色々楽になっていくと思う

僕の体験から言えることですが、アーティスト志望の人は20代で色々やっておき、30代に入ったらそれらをゆっくり整理していって、最終的に身の丈にあった活動におさめておくと色々楽になるのではないかと思います。 僕自身が完全にそのパターンを踏襲して…

歌が心に響いてこないってなんでわかるの?どうやったらわかるの?

以前、歌が響いてこないことについて書きました。 k-yahata.hatenablog.com では、それが何故わかるのか? どうやったら分かるようになるのか、誰にでも分かるものなのかを解説します。 まず、こうしたことは音楽的素養にかかわらず誰でもわかります。 例え…

響いてこない歌を歌う人に「この歌ってどういう歌ですか?」と質問すると、だいたい答えが返ってこない

この歌ってどういう歌? 教室に時折歌手の人が来られます。 歌を歌ってもらうと、大抵こちらに届かない、響かないので、そう感じると僕は必ず「この歌ってどういう歌ですか?」と質問します。 するとほぼ100%「え?……」と固まってしまい、答えが返ってき…

ジャズとⅡーⅤについて 「ⅡーⅤを弾ききる」は実はフュージョン的発想

ジャズというとⅡーⅤと言われますが、ビバップをよくよく聞き込むと、実はそうでもないことがわかります。 ⅡーⅤなのにシンプルなメロディを弾いていたり、教科書みたいにⅡーⅤーⅠときっちり弾ききっていなかったり、あるいは完全に無視していたり……。 そして、聴い…

正しく練習すればピッキングのスピードはいきなり上がる

速弾きをやっている人で、ピッキングのスピードは段階的にしか上がっていかないと思っている人は多いと思います。 しかし実はそうでもありません。 フォームや練習方法、タイムのとらえ方などを正していくと、いきなりボンっとピッキングのスピードが上がる…

ジャズミュージシャン没年表 ージャズ年表シリーズ

没年月日/名前/没年齢 1942年 3月2日 チャーリー・クリスチャン Charlie Christian(25歳) 1955年 3月12日 チャーリー・パーカー Charlie Parker(34歳) 1956年 6月26日 クリフォード・ブラウン Clifford Brown(25歳) 11月5日 アート・テイタム Art Ta…

ジャズミュージシャン没年齢表 ージャズ年表シリーズ

有名ジャズミュージシャンが亡くなった年齢を列記しました。 何かの参考にしてください。 ( )内は死亡年月日です。 なお、「ジャズミュージシャン生誕年表」「ジャズミュージシャン没年表」は文末参照。 25歳 チャーリー・クリスチャン Charlie Christian…

ジャズミュージシャン生誕年表(元号対応)ージャズ年表シリーズ

ランキング参加中音楽 有名ジャズミュージシャンの生まれた歳をまとめました。 元号対応で、歴史的出来事も並記しています。 何かの参考にしてください。 時々ワインのような当たり年があるのが面白いです。 他のジャズ年表シリーズとして、巻末から「ジャズ…

はじめてのジャズ46 ジャズに関する資料は、年表とアメリカ人の書いた伝記だけで十分

僕は17歳ぐらいからジャズに興味を持ち、これまで20年以上いろんなところで、いろんな方法で学んできました。 その結果言えることは、ジャズに関する資料は、年表とアメリカ人の書いた伝記(自伝)だけあれば十分です。

追い詰められて開花した能力は自分のためにならない

僕の世代は、「人は追い詰められれば能力が開く、だからだからぎりぎりまで追い詰めることが愛情」という考えが一般的でした。 もちろん、全ての指導者がそうだったわけではありませんが、上記のことは普通の指導風景としてまかり通っていました。 こういっ…

ジャズが好きになれる人の特徴 

ジャズを教えたりジャズについて書いたりしていると、「ジャズに興味はあるけど、好きになれるかどうか分からない」という話をよく聞くようになります。 これまでは、初心者でも分かりやすい名盤を教えたり、最初は分からなくていいからBGMに流して雰囲気だ…

小川隆夫「ジャズメン死亡診断書」を読んで、日本人の書いたジャズ本は二度と読まないと誓った

小川隆夫氏の「ジャズメン死亡診断書」という本を買ってみました。 僕は基本的にジャズの文献は読まないのですが、ジャズマニアの医師が書いた死亡診断書というところに惹かれてついポチってしまいました。 医師として書いているものだから、きっと客観的な…

日本人とジャスト 日本独特の「まずちゃんとジャストで」論は権威にすがって安心しようとする日本人の習性から来ている

日本では自己主張をしようとすると「まずちゃんとやってから」と強制的にブレーキをかけられることが多々あります。 確かに、まずちゃんとできることは大事です。 ただしそのちゃんとも度が過ぎると個性を潰してしまったり、やる気を削いでしまうことが多々…