八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介が音楽やギターについてつづるブログ

【広告】

無料コンテンツを減らしたら生徒さんの数と質が劇的に向上したという話

お気づきの方もおられるかもしれませんが、僕は近年、無料コンテンツや無料キャンペーンを減らしています。

現在無料で消費できるコンテンツはブログ、質問箱、電子書籍ぐらいでしょう。

ブログはアフィリエイトで、電子書籍は読まれた分だけAmazonから収入が得られるので、厳密に言えば本当に無料なのは質問箱だけです。

教室も無料キャンペーン、割引キャンペーンなどは一切行っていません。

無料コンテンツが当たり前の時代になぜそのようなことをするかというと、結果につながることがはっきりしてきたからです。

 

以前、プチレッスン動画をかなりたくさんUPしていた時期があります。

動画は再生数が伸び、登録者も1000人近くまでいきました。

しかしあるときふと、教室の新規生徒さんがぱったり来なくなったことに気がつきました。

その瞬間、僕はある悪夢を思い出しました。

小説を電子書籍で出していた頃に陥った、無料地獄です。

 

今もそうでしょうが、電子書籍は無料キャンペーンが盛んです。

特に知名度のないアマチュア作家は無料で書籍を配布し、とりあえず読んでもらうところからはじめないとどうにもなりません。

とりあえず読んでもらい、面白かったら名前を覚えてもらえる、次から買ってもらえる……初期の頃は皆がそんな薄甘い幻想にひたっていました。

しかし現実はそう甘くはありません。

人は一度無料で手にしたものに改めてお金を払おうとはしません。

どうせ次も無料にするんだろ? それまで待っていればいい、その間誰か別の無料作品を楽しんでおけばいい……。

現実には、そんな「無料待ち」のネット民が一時的に作品に群がるだけでした。

作者にも作品にも大して興味はないけど、とりあえず無料だからDLしてみる、面白かったらラッキー、学べることがあれば得した、でもそのお返しとして代価は一切支払わないよ……。

それでも読んでもらえたならいいかもしれませんが、おそらく8割から9割の人はとりあえずDLしてストックしておくだけで、読んでもいません。

こちらもあれこれ手を変え品を変えキャンペーンを行っていましたが、3年ほど頑張っても何も生まれず、何にもつながりませんでした。

 

無料動画を毎日UPすることで教室もあの無料地獄と同じ状態になっているとしたら……、そう考えて僕は心底ゾっとしました。

小説は所詮趣味ですから諦めもつきますが、無料待ちで教室に人が来なくなったら大打撃です。

そこで一か八かレッスン動画を全部削除することにしました。

また、ツイッターやその後はじめた質問箱でも教室案件のご質問には無料では答えないという姿勢を打ち出してきました。

簡単に言うと、自分を、金払わないと習えない、足使わないと会えない人というふうにプロデュースしたわけです。

これはある意味賭けでしたが、結果動画の削除から現時点までたぶん1年半ぐらいで新規予約数はぐんぐん伸び、入会者も関西で教えていた時期を含めかつてないほど増えました。

いっときは新規ご入会を制限しようかと本気で考えたほどです(やめる人、休む人もいるので結局それには至りませんでしたが)。

また、「安いから」「得だから」という理由で入会する人もいなくなったので、いい加減な人ややる気のない人も来なくなりました。

結果、無料コンテンツをやめただけで生徒さんの数と質が劇的に向上したのです。

 

もちろん、ブログや教則本で既に知られているという前提もありますし、教室サイトのSEO対策を工夫し、yahoo、Googleの「ギター教室 横浜」という検索ワードで常に1ページ目で出てくるようにしたというのもあります。

そうやってある程度知名度や検索のしやすさがあるからこそ、金と足を使わないと会えない、習えないというブランディングが効いてくるのでしょう。

 

世の中には流れがあります。

しかし、その流れに乗れば成功するかというと常にそうとは限りません。

僕が時代の流れに乗って無料コンテンツを乱発していたら、今頃実家に帰っていたかもしれません。

そう考えると、小説を書いていた時期の地獄のような状況は無駄ではなかったようです。

 

また、無料コンテンツをやめたことで、自分の時間が確実に増えました。

いろんな作品にじっくりと触れたり、自分の技術や考え、感性を磨く時間もちゃんと取ることができます。

そういったところから生まれる余裕や深みも生徒さんがついてきてくれる要因になっていると思います。

 

以上はあくまで僕のケースなので、誰にでも効果があるとは思えませんが、無料コンテンツで疲弊していてしかも結果が出ていない人は一度考えてみる価値はあると思います。

等価交換の法則

等価交換の法則

 
はじめてのジャズ

はじめてのジャズ

 

【広告】

 

合わせて読みたい

k-yahata.hatenablog.com


【広告】